マイナ保険証って普通の保険証と何が違うの? 12月以降も、引き続き紙の保険証を使うことはできる?
健康保険証の新規発行は12月1日で終了
令和6年12月1日をもって健康保険証の新規発行が終了し、今後はマイナ保険証への移行が進みます。12月2日以降、医療機関や薬局を受診する際には、健康保険証として利用登録されたマイナンバーカードが必要となる仕組みに変更されます。 なお、現在使用している健康保険証は、令和7年12月1日まで利用可能です。ただし、退職や転職などで健康保険の資格を喪失した場合、その時点で保険証の使用も終了するため、注意が必要です。
マイナ保険証と健康保険証の費用の差は?
マイナ保険証とこれまでの健康保険証では、医療費の負担に差があります。初診や再診時の加算額が異なる点を知っておきましょう。 【初診時の費用】 マイナ保険証:初診時の医療費には20円の加算が発生し、3割負担のケースでは6円かかります。 健康保険証:初診時には60円の加算が適用され、3割負担では18円かかります。 【再診時の費用】 マイナ保険証:再診時の加算はありません(負担額0円)。 健康保険証:再診時には20円の加算が適用されます。
健康保険証は令和7年12月1日まで使用可能
これまでの健康保険証は、令和7年12月1日まで利用可能です。その後は完全にマイナ保険証に移行する予定としています。マイナ保険証を利用すると高額療養費制度の手続きや確定申告の医療費控除の申請などの負担が軽減されます。また、医療費の負担においても、初診や再診時の加算が少なくなるのも特徴です。 これまでの健康保険証からマイナ保険証に移行するにあたっては、健康保険証の使用期限を事前に確認し、期限が過ぎる前にスムーズな対応を心がけましょう。 出典 厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット 日本年金機構 令和6年12月2日以降は健康保険証が発行されなくなります 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部