茨城県原水協 核兵器の廃絶訴え 各地で平和行進
原水爆禁止や核兵器廃絶を訴えながら全国を巡る「国民平和大行進2022」が7月、茨城県内で始まった。参加者は5日、「核兵器禁止条約に加盟しよう」などと書かれたプラカードを掲げ、水戸-笠間-桜川-筑西の各市内を行進した。 原水爆禁止を願う市民らが5~8月にかけて全国を歩く行進で、今年で65回目を迎えた。県内では6月30日に福島県から北茨城市に引き継がれ、県内全市町村を巡って7月13日に最後の神栖市に到着する計画だ。 笠間市ではJR友部駅から市役所まで約1キロを行進した。約10年前から参加しているという、同市東平の笹嶋富士子さん(76)は「若いときに被爆者の声を聞いて、平和な世界に向けて行動しなければいけないと思った」ときっかけを振り返った。原水爆禁止茨城県協議会(県原水協)の事務局を務める岩清水理さん(75)は「核兵器廃絶を行進でアピールし、若い人たちにも興味を持ってもらえれば」と話した。
茨城新聞社