Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

「来年ダメだったら、野球はやめる」ジェイプロジェクトの新戦力・秦琢真 プロ注目スラッガーの覚悟は本物

配信

中日スポーツ

 社会人野球、ジェイプロジェクト(愛知)に期待のスラッガーが加わった。愛知大学野球リーグ2部の名院大から入社した秦(はだ)琢真内野手(22)は、大学時代に公式戦通算18本塁打を記録。昨秋のドラフトでは、地元・中日もリストアップしていた右打ちの大砲だ。  180センチ、93キロのガッチリ体型。類いまれなパンチ力を備える強打者が、ジェイプロジェクト打線に厚みを加えることになりそうだ。「社会人の投手は、速さも切れも違う。相当頑張らないと打てないと思う」。新型コロナウイルスの影響で、現在、チームは活動自粛中。レベルを十分に感じる機会にはまだ恵まれていないが、自主練習で素振りなどを続けて、再開の時を待っている。  中日スカウト陣も注目した飛距離は、秦自身も「自信があります」と断言するほど。大学時代は2部リーグでのプレーとなったが、入れ替え戦などを含めた公式戦通算で18本塁打を記録。練習試合を含めると、32本塁打を積み重ねた。「グラウンドも狭いので…」と控えめに話すが、4年秋の入れ替え戦、愛院大戦では、豊田市運動公園球場の場外に消える特大弾を放ち、度肝を抜いた。  いなべ総合高(三重)時代は、通算10本塁打。現中日の勝野(土岐商)からも練習試合で本塁打を放ったが、右方向中心の打撃スタイルで数は伸びなかった。長距離砲として開花したのが、大学入学後。「上のレベルでやるには、引っ張らないとダメ」と強く振ることを練習から意識すると、本塁打が増えていった。1年秋のリーグ戦では、ヤクルトの中継ぎ左腕として活躍している中尾(名経大)からも一発。「上でできるんじゃないか」と手応えをつかんだ。  2年秋からは、元中日捕手の金田進監督(59)のマンツーマン指導を受け、球にスピンを掛けるバットの出し方を体得。最後のシーズンとなった4年秋は打率5割、3本塁打、15打点と納得の数字を残した。「もしかしたら…」と期待したドラフトでは指名されなかったものの、「熱心に誘ってくれた」というジェイプロジェクトに入社。来年ドラフトでの再挑戦を目指している。  「来年ダメだったら、野球はやめる。格好いいことを言いました?」。照れ笑いしながら言ったが、その覚悟は本物。社会人球界が動きだせば、バットでチームを都市対抗に導き、実力を証明するつもりだ。  ▼秦琢真(はだ・たくま)1997(平成9)年12月28日生まれ、三重県菰野町出身の22歳。180センチ、93キロ、右投げ右打ち。いなべ総合高時代に甲子園出場経験はなし。3年夏の三重大会は、決勝で3点リードの9回に5点を奪われ、津商に逆転負けを喫した。名院大では1年春からリーグ戦に出場。ポジションは一塁手、三塁手。

【関連記事】