娘が「国家公務員」の彼氏と結婚! 正社員から「専業主婦」になるらしいけど、都内で2人暮らしできるの? 生活費とあわせて解説
妻が専業主婦になっても国家公務員であれば都内で暮らせるの?
夫が国家公務員で、夫の収入だけで都内で暮らせるのかについて見ていきましょう。杉並区に住むと仮定し、先ほどの総務省のデータの2人以上世帯の平均的な支出額を合わせると毎月約50万円の支出となります。つまり最低でも手取りで50万円をもらわなければ都内1LDKの住居で生活できないことになります。 額面給与の8割を手取りと仮定すると、手取りで50万円もらうためには、額面で約63万円の給与をもらわなければいけません。額面63万円を12ヶ月もらうとすると年収は756万円となり、図表1より、国家公務員の場合でも40代以降(44歳以上48歳未満)にならなければ、この生活は送れないことが分かります。
年齢によっては国家公務員1人の収入だけでは暮らしを送れない可能性あり
国家公務員の年収は職種や学歴などでも異なりますが、行政職の場合は20代でも平均年収は400万円ほどになっており、50代では900万円近くまで年収が上がっていくことを解説しました。 年収が上がっていくものの、今後子どもが生まれたり、マイホームを購入したりすることを考慮すると国家公務員1人だけの収入で都内に住むことは難しい可能性があります。 国家公務員と結婚して専業主婦になることを検討する娘に、共働きすることや住む場所を考慮するように助言する必要があるかもしれません。 出典 人事院給与局 令和6年 人事院勧告・報告について 人事院給与局 令和5年 国家公務員給与等実態調査 報告書 総務省 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部