娘が「国家公務員」の彼氏と結婚! 正社員から「専業主婦」になるらしいけど、都内で2人暮らしできるの? 生活費とあわせて解説
安定して高収入がもらえるイメージのある国家公務員。 娘が国家公務員と結婚することになり、専業主婦になると言っているけれど、実際に国家公務員の年収は一体どれくらいなのか、暮らしていけるのかと気になる人もいるでしょう。 本記事では、国家公務員の平均年収や、都内2人暮らしの生活費について解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
国家公務員の年収はどのくらい?
国家公務員の年収がどれくらいなのか、人事院給与局のデータを用いて見ていきましょう。国家公務員は職種や学歴などによって年収が変わりますが、今回は「行政職」として働いている場合の平均年収を参考にしていきます。 ボーナスは2024年実績の4.6ヶ月分が支給されると仮定して計算した、各年齢層の平均年収は図表1です。
人事院給与局 令和6年国家公務員給与等実態調査報告書より筆者作成 20代でも400万円以上の年収となっており、年齢が上がるにつれて年収が上がっていき、定年前には年収が850万円近くになります。
都内で2人暮らしする場合の支出額は?
続いて都内で生活する際の平均的な支出を見ていきましょう。平均支出をみるにあたり、総務省統計局の家計調査の2人以上の世帯(平均世帯人員2.90人)の支出を参考にしていきます。 総務省統計局によると、東京都区部の2人以上の世帯における平均消費支出額は34万1320円となっています。図表2は主な支出額の内訳です。
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上世帯より筆者作成 この住居費は持ち家である世帯も含んだ数値であることから、賃貸で暮らす場合はこの数値よりも上がる可能性が高いです。 例えば杉並区の1LDKで2人暮らしをする場合、この住居費用に約15万円(杉並区の1LDK相場/2024年11月時点)かかるため、毎月49万円を超える支出となります。 今回参考にしているデータが2人以上世帯であるため、毎月49万円よりも安くなる可能性は十分ありえますが、およそ毎月50万円ほどの支出を想定しておくとよいでしょう。