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フィンランドで理想の家を探そう|フィンランドで暮らしてみた

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幻冬舎plus

芹澤桂 (小説家) 現在、次に住む家を探している。 家とは言ったけれど一軒家である必要はない。というか一軒家は、高いくせに全部自分で管理しなければいけないから正直なところ面倒くさい。できれば管理会社の入っている物件がいい。   と希望を書き連ねる前に、今の家の話から始めようと思う。  今私が住んでいるのは日本ではテラスハウスと呼ばれるアパートの類だ。 そもそもフィンランドでの物件の種類というのはざっくり分けて、 1、 一軒家 2、 一軒家だけど管理会社の入っているもの(コピーしたような同じ建物が何軒か並んでいるものが多い) 3、 1建物に2戸だけのペアハウス(中の間取りは鏡写しになっているものが多い) 4、 庭付きアパートのテラスハウス(平屋か2階建てが主) 5、 高層スタイルのアパート、マンション(2階建て以上が主) の5種類がある。

いわゆる庭付き平家アパート

今住んでいる場所をテラスハウスというとなんだか若者が住んでいそうな匂いがするので、私は庭付き平屋アパートと説明することが多いのだけれど、アパートというと今度は「あ、じゃあ賃貸なんですね」と8割がた返ってくる。 ここがちょっとわかりにくいところで、同じアパートの中でも我が家は持ち家。隣人は賃貸。ということがフィンランドではしょっちゅうある。 前に住んでいた家も、上記の5にあたる高層マンションではあったけど賃貸ではなく分譲だった。ただしその持ち家を、夫が人に半年間貸し出していたこともあるので賃貸扱いの時期もあった。そんな感じ。 その前の家については、文庫『ほんとはかわいくないフィンランド』にも書き下ろした隣人とのトラブルなんかがあり、売却した。 そうして買い換えた現在の家も、もうかなり手狭になってきたので引っ越そうと次を探しているのである。

ほとんどがリビング

じゃあ狭いってどのぐらいなの、と次に聞かれそうだけれど、約60平米ある。加えて屋外の倉庫と小さな前庭、テラス・裏庭付き。 首都で60平米、4人家族となれば日本なら2DKとかで普通にやっていけそうなものだけれど、フィンランドの間取りは違う。リビングが無駄に広いのでそれだけで家のほとんどの面積を持っていかれるのだ。 風呂トイレサウナ玄関を除けば生活スペースは、15畳ほどのリビング、8畳程度の寝室、キッチン兼ダイニング。以上。 最初にこの物件を見に来たときは、上の子が生後2ヶ月だった。 環境が気に入ったのが購入の決め手だったけれど、夕陽を受け青々と輝く裏庭の芝生を見て「この子が来年歩き始める頃には芝生で遊ばせられるかも」だとか「子供が小さいうちは勉強部屋もいらないから数年間はこのぐらいの大きさでちょうどいいかも」だとか夢見ていた。

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