『シャドウハーツ』精神的続編『ペニーブラッド』の報酬支払請求事件として、町田松三氏がダブルキックスターター関係者を提訴
スタジオワイルドローズ代表取締役の町田松三氏は、ゲームソフト『PENNY BLOOD』(ペニーブラッド)の報酬支払請求事件として、ベン・ジャッド氏(ダブルキックスターター・プロデューサー、バッジコンサルティング株式会社代表取締役)およびダンゲンエンターテインメント(ダブルキックスターター・キャンペーンチーム)を大阪地方裁判所へ提訴したことを明らかにした。 『ペニーブラッド』は、『シャドウハーツ』シリーズの開発スタッフが手掛けるゴシックホラーRPG。“狂騒の1920年代”を舞台に、BOI捜査官マシューが猟奇的な事件を捜査し、闇に包まれた謎の解明に挑んでいく。 2022年8月に『ワイルドアームズ』シリーズと『シャドウハーツ』シリーズを手掛けた各クリエイターチームが、自分たちの過去作品から着想を得たふたつの新作大型JRPGの制作を目指す“ダブルキックスターター”キャンペーンを実施し、開始初日でミニマムゴールとなる75万ドル以上を獲得。最終的には1万7920人のバッカーから約3億8000万円の支援金額を集め、すべてのストレッチゴールを達成していた。 ▼関連記事 ・『アームドファンタジア』『ペニーブラッド』最終的に約3.8億円を集め、全ストレッチゴールを達成。麻生かほ里さんが歌う楽曲が公開 ・ペニーブラッド情報まとめ。シャドウハーツ精神的続編の対応機種や登場キャラなど基本情報を紹介 『シャドウハーツ』の精神的続編として開発が進められていた同作だが、町田氏が今年5月28日に提訴していたことを報告。発表文で、ダブルキックスターター・プロデューサーのベン・ジャッド氏、ダブルキックスターター・キャンペーンチームのダンゲンエンターテインメントと記していることから、キックスターターキャンペーンの報酬支払に何らかのトラブルが生じたように読み取れる。 また、あわせて電子書籍『ペニーブラッド・インヘリターズストーリー Vol.1』をAmazon Kindleで発売予定だとアナウンス。本書では、『ペニーブラッド』だけでなく『シャドウハーツ』から描かれてきた世界観のもと、オムニバス形式で三篇の物語が展開。アメリカ、日本、そしてヨーロッパを舞台に、それぞれインヘリターたちが怪事件に挑み凶悪な怪物たちを相手に戦う物語を描くという。 『ペニーブラッド・インヘリターズストーリー Vol.1』は2024年12月に発売予定で、収益は確実にスタジオワイルドローズへ届くとのこと。『ペニーブラッド』に期待している人は、本書を購入することで支援につながるかもしれない。