折田氏が運営のメディア名が「地元誌と酷似」でトラブル勃発、被害受けた編集長が激白「もう関わりたくない」
兵庫県知事選で再選した斎藤元彦知事(47)の広報活動をめぐり、大きな騒動となっているPR会社「merchu(メルチュ)」代表の折田楓氏。 ■【証拠画像】折田楓氏の会社が自社メディアを"商標登録申請”も…特許庁が拒絶■ 11月27日、神戸周辺のタウン誌『月刊神戸っ子 KOBECCO』(服部プロセス株式会社)の高橋直人編集長が公式ブログで、一部メディアの報道について声明を発表した。 《この度、一部メディアにおいて、弊誌と株式会社merchu折田楓氏に関する内容が掲載されておりますが、その内容に多数の誤情報が含まれていることによる誤解、および弊誌における業務に重大な障害が生じております》 折田氏のmerchuが運営するメディア『Kobecco』と、自社の『KOBECCO』が“無関係”であると訴えているのだ。いったい何が起きているのか──。 『月刊神戸っ子 KOBECCO』は1961年に創刊され、神戸とその周辺地域の情報を発信し続けてきた。グルメや街情報だけでなく、地場で活躍する企業の深堀りやトップへのインタビューなども盛り込んだ、厚みのある内容が長く支持されている。 一方で、折田氏が手掛ける『Kobecco』とは何か。 「『Kobecco』は、兵庫県出身の折田さんが2017年7月から始めたインスタグラムアカウント『@kobecco_channel』(現在は非公開)からスタートしたメディア、および自社ブランドです。 折田さんは常々“日本の全てのダサいをなくしたい”と口にしており、『Kobecco』のコンセプトも“神戸の『かわいい』『おしゃれ』な、物・場所・情報をお届け”するというもの。神戸市など各所とコラボしてPR施策を手がけるほか、2019年12月には『Kobecco』のオリジナルグッズも展開し、自身のプロフィールでは『Kobecco』編集長と名乗っていました」(WEBメディア編集者) 表記こそローマ字の大文字と小文字と異なれど、音(読み)は同じ。前出の『KOBECCO』高橋編集長はブログで、 《一部のブログ記事やSNSにおいて、折田氏が弊誌の立ち上げに深く関わっているかのような表現がなされており、これが読者の皆さまや関係者の方々の混乱を招き、多数のご質問やお問い合わせをいただく事態となっております》 と記していたが、いったいどういった「誤解」を招いているのか――。当サイトの取材に、高橋編集長が口を開いてくれた。 「私どもは創刊が1961年なのですが、折田さんがまるで『月刊神戸っ子 KOBECCO』を立ち上げたかのような文言が出回っているようで。私どもの雑誌の表紙画像とセットになって、あちこちに拡散されているんです。 (斎藤知事の)騒動が明るみになって以降、折田さんの経歴ということで弊社との関係をお問い合わせいただくことがものすごく増えて……。なにぶん少人数でやっているものですから、本業を圧迫するようになってしまい、ああいったブログ記事を公開するに至りました」(高橋編集長)