【新型コロナ】来月下旬にもワクチン接種開始へ 静岡県沼津市の企業が開発した冷凍庫も活躍
静岡県内でも変異種が確認される中、政府はワクチン接種を来月下旬までに開始したいとしています。ただノルウェーで、日本も供給を契約しているファイザー製のワクチンを接種した33人が死亡していたことが明らかになりました。現地メディアは、その多くが75歳で、重篤な基礎疾患を抱えていたと報じています。 ノルウェー医薬品当局 スタイナル・マドセン主任医師:「今回の件で方針を変えて、末期患者は接種すべきでない場合があると医師に通達した。ただ、ワクチンを不安視する根拠はなく、接種を継続しても問題はない」 ANNが実施した世論調査では、ワクチンの接種について、すぐに受けたいとした人は20パーセント。64パーセントの人が、受けた人たちの様子を見たうえで考える、としています。 今回、ワクチンの接種を担当することになった、河野大臣は。 『ワクチン接種担当』河野太郎行政担当大臣:「マイナス70℃という大変な低温下で輸送・保管をしなければいけない。3週間で2回打たなければいけない。様々な制約がある中で、やっていかなければいけないことですね、オールジャパンでやれるように頑張っていきたい」
ワクチン輸送のための超低温の冷凍庫を開発
その制約をクリアする、ワクチンを輸送するための超低温の冷凍庫。去年、県内の企業が開発していました。 杉沢洋佑記者:(去年11月 沼津市「エイディーディー」):「こちらが今回ワクチン輸送用に開発された冷凍庫です。中を開けてみるとかなり冷たそうですが、中に入っているバナナ、叩いてみると鉄のようにカチカチになっています」
沼津市の企業「エイディーディー」が開発したのは、高さ94センチ、幅54センチ奥行80センチの箱型の超低温冷凍庫。マイナス120℃の冷却機能があります。国内では来月下旬にもワクチン接種が始まる見通しとなる中、この冷凍庫がワクチン輸送にも使われるのか、聞いてみると…。 「エイディーディー」下田裕人取締役:「すでに厚生労働省とも打ち合わせを何度も重ねて、現状はちょっとした断熱の箱の中にワクチンを入れて、そのすき間全部にドライアイスをぎっちり23kg詰めこむ形で運送することが決まっているようです。冷凍庫ごとの輸送という話はなくなってしまった」
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