中島裕翔のファン逮捕 アイドルストーカー解決の糸口は?
女性アイドルの追っかけにも迷惑ファン
もちろん、こうした迷惑ファンは女性アイドルを追いかける男性ファンにもいる。 「自宅住所を割り出し、訪問したり出身学校の周辺をうろついたり、かなり怪しい行動でもこのレベルだと犯罪とまではいえませんし、そうした熱心な追っかけにとっては“聖地巡礼”などと冗談半分で言われたりしてきました。ただ、映画のロケ地に行くのとは違い、自宅住所を割り出す時点でプライバシーの侵害。見知らぬ人に自宅付近をうろつかれる側の恐怖や近隣の迷惑にもっと想像力を働かせてほしいものです」と話すのは、グループアイドルが所属する芸能事務所の40代男性マネージャーだ。 自宅が何か店でも経営していて、むしろファンを歓待しているようなケースは例外だろうが、タレント本人サイドが望んでいることなのか、望んではいないことなのか、その区別ぐらいはファンなら想像力が働くはずなのだが……。 今回のHey! Say! JUMPの場合は、我慢に我慢を重ねてきたが、これ以上のエスカレートを防ぐために、ビジネス的にも利益の大きいツアーの中止を断腸の思いで決断したり、待ち伏せするファンを警察に通報したりという結果につながったのだろう。
災難だけではなく最新シングル好調の吉報も
“不幸中の幸い”ともいえるのが、Hey! Say! JUMPが相変わらず絶好調なこと。最新シングル「ファンファーレ!」が初週22.4万PTを記録、9月2日付オリコン週間合算シングルランキングで1位を獲得した。前作「Lucky-Unlucky/Oh! my darling」に続き2作連続の1位となった。Hey! Say! JUMPのステージパフォーマンスは、ダンスなど一人一人の個性が際立ちつつも、ヒキで全員を見ても美しい。活動を妨害するような悪質ファンには、プライバシーよりも原点である彼らのパフォーマンスのすばらしさに興味の中心を戻して欲しいものだ。 (文・志和浩司)