純白を穢された未亡人が呆然。殴られて負け犬の烙印を押されるも王座防衛を誓う
15日、都内某所にてマリーゴールドが記者会見を実施。24日の後楽園ホール大会で純白のベルトを争う青野未来と野崎渚が奇妙な乱闘を繰り広げた。 青野は新生アクトレスガールズの絶対的エースとして君臨してきた実績もあり、マリーゴールド移籍後もトップ戦線で活躍。純白のベルト(UN王座)の初代王座を巡るトーナメントでの相次ぐ死闘で団体旗揚げ直後のスタートダッシュに貢献し、劇的な王座戴冠を果たして見せた。 美人で実力も高いという一見完璧な青野だが、良く言えば品行方正、悪く言えば真面目すぎて面白味が無いことが欠点として長年挙げられてきた。しかし、最近は変化が訪れている。 かつて純白のベルトを争っていたボジラから『widow(未亡人)』と罵倒された際、“未亡人”という言葉が幸薄い雰囲気を纏う青野に妙にしっくり来るということでプチブレイク。団体から非売品グッズとして『未亡人×貴婦人』Tシャツが出るなど団体公認ネタと化してしまい、青野は自虐ネタで笑いを取った。さらに高橋奈七永との抗争でパッションをむき出しにした姿を見せるなど、自分から変わろうという意欲を出し始めた。 そんな青野だが、フリーの強豪・野崎渚にタッグマッチで直接3カウントを奪われて挑戦状を叩きつけられる。 両者の純白のベルト戦が決まった後に組まれた前哨戦でも完勝した野崎は「(王座戦までの)10日で人間変われないと思ってるけど、変われるもんなら変わってみろよ」と嘲笑し、変化しようと足掻く青野を見下ろしていた。 会見に出席した青野は「私はマリーゴールドを背負っていく。その気持ちに嘘はないので。私は、今のままでダメなら新しい自分で闘って、このベルトを防衛し、マリーゴールドのUNチャンピオンとして盛り上げていけるように、そしてマリーゴールドの象徴となれるように、私は皆さんに青野未来を見せたいと思います」と真剣な表情で語るも、野崎は「いやぁ~、真面目なコメントでしたねぇ(笑)」と一蹴。 しかし、この日の青野は一味違う。会見終了間際、青野は「野崎渚に純白は絶対に似合わない。なのでこの純白のワンピースを着てそれを証明してください」と持参した純白のワンピースを突きつける。 野崎が「オメーが用意した服なんて誰が着るか!」とワンピースを床に叩きつけて踏みにじると、青野は「人が用意してきた服……踏んでんじゃねーよッ!」と激昂して殴りかかる。野崎はエルボー猛連打で応戦し、赤ペンでワンピースに「LOSER」(負け犬)と書き込み、青野の眼前に突きつける。
野崎が荒々しく去っていき、髪も着衣も乱れた状態でワンピースを握りしめて呆然と座り込むという未亡人感溢れる風体の青野が1人残される。 青野は「……まあ、野崎には似合わないから、こうやって汚れた服が似合うんですよ、アイツには。だから着ないんでしょうね」とポツリと漏らし、哀愁を背負って去っていった。