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【車いすバスケリレーインタビュー 男子Vol.8】鳥海連志「掲げる青写真は“NBAのコービー・ブライアントになる”」

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バスケットボールキング

インタビューした選手に「現在成長著しい選手」「ライバルだと思っている同世代選手」「ベテランから見て将来が楽しみだと思っている若手」「若手から見て憧れているベテラン」などを指名してもらい、リレー方式で掲載するこの企画。車いすバスケットボール選手の個性的なパーソナリティーに迫っていく。 写真・文=斎藤寿子  中学時代、ジュニアの代表合宿に初めて招集された時に知り合い、それ以降、親交を深めているというVol.7に登場した寺内一真(富山WBC)と鳥海連志(パラ神奈川)。寺内は「(同学年の)連志が自分たちの世代の代表としてリオパラリンピックに出場したことが嬉しかったし、自分自身の励みにもなった」と語る。高校3年時に世界最高峰の大会に出場し、今やA代表にも欠かすことのできない存在となった鳥海。彼にとってA代表とはまた違う意味を持つというジュニアについて、そして将来の目標について聞いた。

ジュニアチームにある“みんなで一緒に”の思い

 2019年からWOWOWに所属する鳥海。中学1年から始めた車いすバスケは、今年でちょうど10年目を迎えた。2014年夏にA代表の強化合宿に初招集されると、翌年に千葉で開催されたリオパラリンピックのアジアオセアニア予選に出場。16年リオパラリンピック本戦では、10歳以上も上の先輩たちの中で、唯一の10代として出場し、同世代では抜きん出た存在だった。  リオ後は男子U23日本代表チームの副キャプテンに抜擢され、17年の男子U23世界選手権ではエースの一人として活躍。ベスト4進出に大きく貢献し、キャプテン古澤拓也(パラ神奈川)とともにオールスター5に輝いた。  来年に延期となった東京パラリンピックでは、日本男子初のメダル獲得を狙う。さらに日本で開催が予定されているU23世界選手権のメンバーとしても活躍が期待されている。  今やA代表でも世界から注目されている鳥海。一方、ジュニアにはA代表とはまったく異なる思いがあるという。 「結果が求められるA代表は、言ってみればチームの全員がライバル。仲間でもありますが、相手を蹴落としてでも自分が、みたいなバチバチ感がある。もちろん、それは代表として必要なことですし、ジュニアにも少なからずそういう競争心はあります。ただ僕にとってジュニアは、みんなで一緒にうまくなって、一緒に戦っていこう、という気持ちのほうが強いんです」  その背景には、鳥海がまだ出身地の長崎にいた頃のことが大きく関係している。高校時代、鳥海は九州ジュニア選抜の一員としてU25日本選手権大会に出場していた。当時のチームには毎年同じ目標が掲げられたという。それは「大会期間中に、チーム全員が必ず得点を決めること」だった。 「ジュニア選抜には、車いすバスケを始めたばかりの選手もいたりするんですね。でも、そんなの関係なく、みんなで得点を決めにいって、みんなで一緒にゲームを楽しもう、というのが九州ジュニア選抜の目標でした。今もそれが染みついているんでしょうね。U23に対しても、同じように考えているんです。もちろんU23世界選手権でいい成績をおさめることも大事にしていますが、それ以上にみんなにゲームを楽しんでもらいたい、という気持ちがある。そのために自分ができることをしたいと思っています」 次のU23世界選手権では、最年長となる鳥海。A代表として活躍する自分が一番に、世界の登竜門である舞台を楽しむつもりだ。それが将来の日本代表を担う同世代のレベルアップにもつながると考えている。

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