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「エール」企画展ファン集う 青春館開館、周遊バスも

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福島民報

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う首都圏などとの往来自粛要請が解除された十九日、福島市出身の作曲家古関裕而さんを生かした街なか活性化の取り組みが本格的に始動した。「エール」で話題の古関さんゆかりの品を展示する企画展に加え、地域が一体となったおもてなし事業、ゆかりの地をめぐる周遊バスなどで盛り上げる。新型コロナが県内観光に暗い影を落とす中、地元関係者は「福島を訪れてもらうきっかけにしたい」と意気込む。  古関さん生誕の地のそばにある市内大町のチェンバおおまち。古関さんと妻金子(きんこ)さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」で使用した小道具などを展示するエール展が十九日、始まった。レジスター、ハーモニカ、出演者の衣装などファンにとってはたまらない品が並ぶ。来場した福島市の主婦持地裕子さん(66)は「エールを通じ、福島が盛り上がってほしい。音楽のまち福島を全国の人に知ってもらいたい」と願った。

 市中心部には「エール」をPRする、のぼりがはためく。中心市街地の各商店街の約六十店舗は店内に古関さんの写真を掲示するなど、古関さんを生かしたまちづくりに向け準備を進めてきた。約二十店舗はトイレを無料で貸し出すなど観光客の受け入れ体制も整える。  市内大町で眼鏡店「オプティカル ヤブウチ」を営む藪内義久さん(41)は「ようやくスタートを迎えられる」と胸をなで下ろした。県庁通り商店街振興組合理事を務め、二十日に開館する「古関裕而まちなか青春館」の内装などに関わった。今春、開館する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で二カ月半遅れた。市内入江町にある古関裕而記念館などとともに市内を周遊してもらうための拠点となる。藪内さんは「まずは県民に訪れてもらい、福島の魅力を再認識してもらいたい。ゆくゆくは県外からも人が来てくれれば」と話す。  二十日からは関連施設を結ぶ周遊バスの運行も始まる。エールの出演者をデザインしたラッピングバスで、にぎわい創出に一役買う。木幡浩市長は「エールの舞台を生かしたまちづくりを進める。市内を古関さん一色にしたい」と強調した。

 エール展(NHKサービスセンターの主催、福島市の共催)は10月11日まで。時間は午前10時~午後7時。青春館(福島商工会議所、地元商店街などでつくる実行委の主催)は11月30日まで。時間は午前10時~午後4時。両施設とも入場無料。入場者が多い場合は入場制限する。周遊バスは土日祝日に運行する。1日乗り放題で大人500円(子どもは半額)。

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