変幻自在 老舗企業の挑戦 星野楽器 書店楽器部として明治期創業 戦後危機はピック輸出から再建 ギター、ドラムス 世界で認知 クラシック市場挑戦も
星野楽器(本社名古屋市東区橦木町3の22)は1908年、星野書店(本社名古屋市中区)の楽器部として、現在の名古屋市中区錦で創業した。その後、業務の進展に伴い29年に星野公秀社長の祖父・義太郎氏が独立して設立。昭和初期から積極的な海外戦略を進めた。戦後の経営危機も、海外志向で乗り越え、現在はエレキギター「Ibanez(アイバニーズ)」、ドラムスセット「TAMA(タマ)」が、世界のミュージシャンに愛用されている。今後さらなる成長のため、クラシック市場の開拓を目指している。