25日のナポリ戦を前にローマのクラウディオ・ラニエリ新監督が語った(C)Getty images

【欧州・海外サッカー ニュース】ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、日本時間11月25日2：00に予定されているセリエA第13節ナポリ対ローマ戦へ向けて記者会見へ出席し、意気込みなどを語った。 【動画】ローマでスクデットを獲得したレジェンドの二人が22年ぶりに対談！

セリエA開幕からわずか12試合で、2人の指揮官の交代へと踏み切ったローマ。ここまで3勝4分5敗で12位に低迷するチームは、OBであり、過去に2度、ローマ監督を務めた経験を持つクラウディオ・ラニエリを新指揮官に迎え、日本時間25日の首位ナポリとのビッグマッチに挑む。73歳のローマ生まれの指揮官が、初陣へ向けて意欲を示した。 「選手たちには、『転んだ者だけが立ち上がることができる。いまが立ち上がる時だ』と伝えた。いま、勝者のメンタリティを語るのは難しい。選手たちは有能だが、試合に負けると、負のスパイラルに陥ってしまうものだ」 「これまでのチームは悪かったかもしれないが、これから以前のようなパフォーマンスを取り戻す必要がある。必要なのは、魔法使いではない。病気を治療できる人間だ。それでも、今日明日に解決できることではないだろう。ステップを踏んでいく必要がある」 「そのために、首脳陣もチームも、まとまらなければならない。私は常に、選手たちの中にある子ども心を引き出そうと努めてきた。子どものような熱意と大人の責任感が求められる。このチームには、過去に良いプレーを見せてきた選手たちがいるのでできるはずだ」 「私は、チームが自信を取り戻せるよう努力しているが、自分やチームメートに対する自信や自尊心は結果を通じて増すものだ。このチームにクオリティはある。私と、このチームの魂であるサポーターで、選手たちを支えてやらなければならない」 ラニエリは、ボローニャ戦を欠場したパウロ・ディバラや、ここまで出番に恵まれていない新戦力のマッツ・フンメルスに言及した。フンメルスが起用できる状態にあることを明かした一方、ディバラについては、フィジカルの検査結果に問題はないものの、大事を取ってベンチスタートとする可能性を示唆した。 「フンメルスは今日、全ての練習をこなした。私の望むように決断が下せる状態なので、安心した。パウロについては、フィジカルトラブルがあるのなら、助けてやるべきだ。もし検査結果で問題ないのであれば、なぜこの痛みがあるのかを理解する必要がある。彼はポジティブで前向きに映る。だが、乗り気でない選手を使ってリスクを負わない方が良いだろう。1カ月よりも1試合欠場の方が良いからね」 試合情報 ナポリ vs ローマ 試合時間：2024年11月25日（月）日本時間2:00 会場：スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ