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見た目ではわからない病気がある「誤解、差別…周りの視線が怖い」起立性調節障害と闘う高校生の訴え

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高校生新聞オンライン

起立性調節障害という病気について、高校生記者のよもぎさんに語ってもらいました。

起立性調節障害を患って

私は「起立性調節障害」という、体内環境の維持に働く自律神経系の異常により、血圧などの調節がうまくできなくなる病気を患っています。

人によって症状は様々ですが、朝起きることができない、立ちくらみ、頭痛、動悸、体のだるさ、失神などの症状が出ます。

私が起立性調節障害と診断されるまでの経緯と、そこから学んだことをお伝えしたいと思います。

朝がつらい、体が思うように動かなくて

私は幼少期から健康優良児そのものでした。高校受験に失敗したものの、周りの環境に恵まれ、海外派遣に参加したり全国の場で発表をしたりと、常に向上心をもって様々なことに取り組んできました。

順風満帆に進んでいた高校生活ですが、だんだんと体が思うように動かなくなっていってしまいました。改めて思い返すと、天才型ではなく目立つことが苦手な私は、自分を成長させるためだと自分自身を追い込みすぎていたのかもしれません。朝起きることがつらく、午前中の授業をまともに受けられない状態になりました。

全身にむちを打ち登校

家族、先生方、友人、あらゆる人に迷惑をかけ続け、自分をずっと責めていました。普通に日常生活を送ることさえできない、日によって体調が変化する自分が嫌で仕方ありませんでした。それでも学校が好きだったので、毎日全身にむちを打つ気持ちで登校していました。

そんなある日、とうとう私は学校で倒れてしまいました。救急車で病院に運ばれ、検査の結果、起立性調節障害と診断されました。今は卒業に必要な出席日数と相談しながら、無理のない範囲で登校し、通院を続けています。

目に見えない病気だから…周りの視線が怖い

起立性調節障害は徐々に認知されつつありますが、外見から病気であることは分からないため、誤解され差別されることもあります。周りの視線が怖くて、外出することがしんどいと感じるときもあります。

人とつながり合えること、今この世に命があること、つらいことを共有しあえる仲間がいることは当たり前ではありません。健康な人も、病気を患っている人も、障害がある人も、何かしらの困難を抱えている人も……それぞれがそれぞれの状況を受け入れて、誰もが共存しやすい社会になることを心から願っています。(高校生記者・よもぎ=3年)

高校生新聞

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