今夜対戦…マンUとPSGの両クラブでプレーした選手たち
▼デイヴィッド・ベッカム(元イングランド代表)
マンチェスター・U在籍:1992年~2003年(ファーストチーム時代) パリ・サンジェルマン在籍:2013年 マンチェスター・Uでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、パリ・サンジェルマンでそのキャリアに幕を下ろしたのが、“イングランドの貴公子”と呼ばれたベッカムだった。 アカデミー時代から過ごしたユナイテッドでは、伝統の“背番号7”を継承し、14のタイトルを獲得。欧州制覇を成し遂げたのは1998-99シーズンのことで、バイエルンとの決勝戦では同点、そして逆転弾へと結びつくコーナーキックを蹴った。クラブ史上初の3冠を達成したのもこの時である。 2003年にレアル・マドリードへと移籍し、ロサンゼルス・ギャラクシー、ミランを経て、“花の都”パリに降り立ったのは2013年1月のこと。契約期間は5カ月、また受け取る給与はすべて地元の慈善団体へ寄付するということでも話題を呼んだ。入団当時37歳だったベッカムは、イブラヒモヴィッチとの共演を果たし、リーグ・アンで優勝。異なる4カ国でリーグ制覇を成し遂げた初のイギリス人選手となった。そして「新しい冒険を始めたいと思っているし、その先に何があるか見てみたいんだ」という言葉を残して、現役を退くことを発表した。
▼ガブリエル・エインセ(元アルゼンチン代表)
パリ・サンジェルマン在籍:2001年~2004年 マンチェスター・U在籍:2004年~2007年 アルゼンチン代表として72キャップを誇り、2006年と2010年のW杯に出場したエインセ。2001年にパリ・サンジェルマンへ加入すると、同胞のマウリシオ・ポチェッティーノと最終ラインを形成し、ミケル・アルテタ(現アーセナル指揮官)やロナウジーニョらと共にチームをけん引した。代表デビューを飾ったのも、この頃のことである。 その評判はアレックス・ファーガソン監督(当時)の耳にも届き、2004年にマンチェスター・Uへ移籍。1年目にはクラブ年間最優秀選手に輝き、ヨーロッパ以外の出身者としては初の快挙を成し遂げた。2年目のシーズン開幕直後に大ケガに見舞われたものの、3年目に自身初のリーグ優勝となるプレミアリーグ制覇を達成している。
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