最後まで虎の子の1点を守り抜いた龍谷は1-0で佐賀商を撃破!
11月1日、高校サッカー選手権の佐賀県予選準決勝が行われ、龍谷は佐賀商と対戦。立ち上がりから苦戦を強いられたが、前半19分に又吉耕太(2年)が決めたゴールを最後まで守り切った。 【フォトギャラリー】佐賀商 vs 龍谷 龍谷は序盤からセカンドボールが拾えずに苦戦。ボランチの甲斐蓮太朗(3年)と大石遼馬(3年)が押し下げられ、中盤の守りで後手を踏んだ。 嫌な流れが漂う中、チームの窮地を救ったのは2年生FWの又吉だ。前半19分、FW松尾亮汰(3年)が左サイドを突破してシュートを放つ。GKに弾かれたが、又吉が反応。今大会はほとんど出場機会を与えられていなかったストライカーが結果を残し、チームに先制点をもたらした。 リードを奪うと、徐々にリズムを取り戻す。松尾と又吉の2トップが前線で起点となり、ゴール前で決定機を作る回数も増加。追加点こそ奪えなかったが、1-0のまま前半を折り返した。 迎えた後半。龍谷は取り戻した勢いを持続させられず、佐賀商の反撃に遭ってしまう。MF前田竜之介(2年)とMF橋本尚樹(3年)が中盤の底からボールをサイドに散らされ、最前線に構える主将のFW山下健人(3年)に危険な場面を作られてしまう。手数を掛けないシンプルな相手の攻めに苦戦し、再び嫌なムードが流れた。そうした展開で輝きを放ったのが、又吉耕太の兄・GKの又吉春太(3年)。弟の活躍に触発され、的確なコーチングと好セーブで存在感を発揮する。何度もピンチを迎えたが、CB野添永凪(3年)とともに身体を張った守りでチームに貢献。パワープレーを仕掛けられた最終盤にはあわやゴールというクロスに対し、驚異的な反応でボールを外に弾いた。 最後まで虎の子の1点を守り抜いた龍谷は1-0で佐賀商を撃破。7日の決勝では3年連続の選手権出場を懸け、佐賀東と対戦する。