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会社が手放さない管理職は部下の育て方が違う

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東洋経済オンライン

研修の企画・講師を年200回、トータル2000社、累計2万人を超えるビジネスリーダーの組織づくりに関わってきた組織開発コンサルタント・高野俊一氏による連載「その仕事、誰かに任せなさい!」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。 この記事の写真を見る ■「自分のコピーがいたら…」上司の願望と部下の本音  「もしも自分のコピー(分身)がいたら……」そんなふうに考えたことはありませんか? 

 仕事を任せられず、何でも自分でやってしまう人は、仕事がデキて、責任感があり、能力も高い。そんな自分がもう1人いたら、もっと仕事の進みが効率化するはず。  そこで「自分のコピーがいたら」と考えるわけです。しかし、そう願う上司に対して、部下からすれば、上司のコピーロボットになるのは抵抗があります。そもそも、上司と部下は違う人間ですから、コピーのように一緒になるのはムリですし、それを求められても部下は困ってしまいます。

 このように、仕事を任せる際に「自分のコピーを作ろうとする」というのは、実は「部下に仕事を任せる」うえでのよくある失敗要因です。そう、仕事を任せることとは、自分のコピーをつくることだと勘違いしているリーダーが多いのです。ですが、このコピーの発想も、少し切り口を変えると、驚くほど育成が上手になります。  というわけで、ここでは「自分の分身をつくるにはどうしたらいいのか」「どうすれば自分と同じように仕事のできる人間を育てることができるのか」を解説します。

 「コピーする」という発想は、自分と相手を同質化させるアイデアです。 同質化させられる部下は、たまったものではありません。  しかし、どこを同質化させるか。ここに着目すると、また違った答えがでてきます。まず、仕事を任せる際は「インプット」と「アウトプット」に分けてみましょう。 ・インプット……情報を入れる ・アウトプット……仕事の結果を出す  仕事を任せるときに、仕事の内容や目的、意味などを相手に伝えます。なぜその仕事をするのか、どうやって進めるのか、どうしたらうまくいくか、情報をインプットしていきます。部下は、インプットした情報を元に仕事に取り組んで結果を出そうとします。これがアウトプットです。

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