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どうしたらいい?プラスの言葉を受けつけないネガティブな子ども

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ベネッセ 教育情報サイト

子どもの背中を押すプラスの言葉を折々にご紹介していますが、うまくいった事例と共に、このようなお声も寄せられます。 「うちの子は心配性で、不安や焦りをよく口にします。気持ちを楽にさせようと、『今から心配してもどうしようもないよ。もっと肩の力を抜いて!』と言うのですが、『力の抜き方がわからない。そんなこと言ってる場合じゃない!』と言い返されてしまいます」 「子どもの良いところを伝えようと思って、『そんなことで悩むなんて、あなたらしくないね』と言ったら、『私の何がわかるの?』とキレられてしまいました」 「プラスの言葉をかけても、それを受けつけないネガティブな子どもにはどうしたらいいのでしょうか?」 良かれと思ってかけた言葉なのに、はねつけられると、こちらも辛いものです。こんな時の接し方について考えてみましょう。

「気持ち」を受けとめるだけでも十分

子どもの不安や焦りに対しては、なんとかして和らげてあげたいという気持ちが湧いてくるものですが、コーチングでは、こちらの「解決してあげたい」というヘルプの姿勢は脇におきます。「この子は自分で乗り越えられる。自分で解決できる」というあり方で、サポート役に徹します。 ただ相手の気持ちに耳を傾け、受けとめるだけでもサポートになります。「そうか、不安なんだね」、「焦る気持ちがあるんだね」と、否定も肯定もせず、受けとめます。「今の自分の気持ちをわかってもらえた」と感じるだけで、相手には安心感が湧いてきます。 深刻そうであれば、「肩に力が入っているように見えるけど、今、どんな気持ち?」、「どうしたいと思っているの?」、「どうしてほしい?」など、気持ちを聞く質問をしてみます。すぐに答えが返ってこなくても、無理強いせず、「今はわからない」、「答えたくない」という気持ちもすべて受けとめます。大切なことは、「あなたの気持ちを理解したい、あなたの気持ちを尊重したい」という姿勢で関わることです。

肯定的な視点からの観察と事実のフィードバック

以前、「あなたならできるよ」と言ったら、「私のことを何もかも知っているように言わないで!」とお子さんから言い返されたというAさんのお話をうかがったことがあります。その時、Aさんは、まず、「何もかも知っているかのような言い方をしてしまってごめんなさい」と素直に謝りました。その後、「初めての定期テストの前、すごく不安がっていたけれど、計画を立てて勉強していたよね。やったことがないことでも、計画を立ててやってみようとする意欲を持っているんだなと思ったよ。試合で負けて帰ってきた時も、『次はもっとこうする!』って次の目標を話してたよね。うまくいかなくても、次に活かそうとする思考ができるよね。だから、今回も、あなたならできるって、ママは思ったんだよね」と具体的な事実を示しながら説明しました。Aさんの言葉を聴いて、お子さんは、「ママ、そんなことまでよく覚えてるね」とあきれながらも、最後には、「今回はどうなるかわからないけど、やるだけやってみる!」と前向きな言葉を言っていたそうです。 Aさんのお子さんに対するコメントは、日頃からよく相手を観察していないとなかなか出てこない言葉です。しかも、「あの時もあなたはできなかった」という否定的な内容ではなく、「あの時、あなたはこうしていた」と事実を伝えた上で、肯定的な視点からフィードバックをしています。このような視点で見守り、関わり続けることによって、お子さんもしだいに自分を肯定的に受けとめられるようになっていきます。

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