平川亮、F1公式セッションデビューは”満足”「トラフィックパラダイスも経験できました」
平川亮は、F1アブダビGPの初日FP1でマクラーレンのマシンをドライブ。F1公式セッションデビューを果たした。平川本人もセッションに満足した様子で、「トラフィックパラダイスも体験した」と語った。 【リザルト】平川亮は14番手:F1アブダビGPフリー走行1回目タイム結果 今年からマクラーレンのリザーブドライバーを務めている平川に、ついにF1公式セッションを走るチャンスが訪れた。これまでは旧車を使ったテストだけに走行機会が限られていたものの、初めて最新のマシン、そしてF1の公式セッションを走ることになった。かなり以前から、「F1を目指したい」と語っていた平川。FP1限定ながら、その思いが現実のモノとなった。 そして平川としてはアブダビGPでのFP1は、かなり満足できるものだったようだ。 「僕にとってはかなり難しいセッションでした。トラフィックパラダイスも体験しましたしね」 平川は角田裕毅(RB)が2021年のエミリア・ロマーニャGPで発した”流行語”を引用して、そう語った。 「走行時間の80%は空力のテストに費やされました。そのためプッシュラップを走る時間は限られていましたが、最終的には1ラップ良い周回を走れたので、満足しています」 平川のベストタイムは1分25秒874で14番手。F1初セッションとしてはまずますの順位だったと言えよう。 「60分という短いセッションでしたが、シミュレータ作業やTPCテスト(旧車テスト)のおかげで、全てがうまくいきました。そしてとても自然に走らせることができました。あとはコースを覚えるだけでした」 「これまでは2年前のマシンしか経験してきませんでしたが、それと比べるとこのクルマははるかに速いです。この路面温度にもかかわらず……最初のアタックラップを走った時には、かなり衝撃的でした。でも最終的には満足しています」
motorsport.com日本版
【関連記事】
- ■トヨタ系ドライバーも目指せるようになった“F1の道”。若手の意識変化を期待する中嶋一貴TGR-E副会長「レベルも上がっていくと思う」
- ■F1ルーキー7人が走行! ルクレール兄がトップタイムをマーク。平川14番手、岩佐17番手と、日本人ふたりも上々|F1アブダビGPフリー走行1回目
- ■メルセデスとフェラーリのF1有望株が来日決定! アントネッリ&ベアマンがスーパーフォーミュラ鈴鹿テストに参加
- ■今季がF1へのラストチャンス? レッドブル育成ハジャー、冷静にF2王者獲得目指す「一番楽しめる週末になる」
- ■ペレス、今季限りレッドブルからクビは只の噂なのか? 最終戦を前にしても「来年もレッドブルで走る」と主張