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【巨人】阿部慎之助ヘッドコーチ代行「僕が来て連敗が始まったとか言われたくないんで」 阿部チルドレン大活躍で8年ぶり9連勝

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スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 巨人7―6阪神(16日・東京ドーム)  巨人の阿部慎之助2軍監督(41)が16日、ヘッドコーチ代行として1軍に緊急合流し、阪神戦(東京D)でベンチ入りした。元木ヘッドコーチが虫垂炎で入院したためで、阿部ヘッド代行が試合前の円陣でハッパをかけると、“阿部チルドレン”の田中俊が今季初安打の先制ソロを放つなど3安打2打点と活躍。5回には立岡が3ランを放つなど得点を重ね、8回途中4失点の田口が4勝目を挙げた。坂本、岡本がスタメンを外れ、丸が球団の第90代4番を務めたが、8年ぶりの9連勝で、優勝マジックは3つ減って35に。 巨人独走態勢【セ・リーグ】順位表  全身の力をフル稼働するようにバットを振り抜いた。田中俊の打球は右翼席上段へ飛び込んだ。「思い切ってスイングした結果、最高の結果になってくれてうれしいです」。0―0の2回1死、青柳の内角低め変化球を捉えた。今季7打席目で生まれた初安打は先制V弾となった。  開幕1軍だったが、6月下旬に登録抹消となった。8月に再昇格を果たすも、わずか4日間で2軍へ逆戻り。ファームでは阿部2軍監督から「初球からおっつけたり、当てにいって逆方向に打ったりして、楽しい?」と問いかけられ、「小さくなるな。本塁打を狙うくらい思い切ってスイングしろ」とアドバイスされた。プレースタイルを見直し、ついに13日から1軍復帰した。  その師匠はこの日、虫垂炎で入院した元木ヘッドコーチの「代行」として1軍に緊急合流した。ナイターの2軍DeNA戦に備えて正午過ぎには平塚入りしていたが、原監督からの電話を受けて東京Dへ急行。試合直前のベンチでは、阿部ヘッド代行がナインの中心に立った。  「普段出ていなくてスタート(先発)の人は、チャンスだと思って。こういう時に印象づけて、コン!コン!って打ったら、(首脳陣は)『明日使おう』ってなるから。頑張って!」  坂本、岡本を欠いての一戦。サブメンバーはその言葉に奮い立ち、7点を奪って阪神を沈めた。田中俊は先制ソロの後、右翼線二塁打、左前適時打。昨年9月20日のDeNA戦(横浜)以来の猛打賞をマークした。  9連勝で優勝マジックは「35」となった。阪神戦12勝3敗とし、伝統の一戦は13年連続で勝率5割以上が決定。阿部ヘッド代行は、独走Vへまっしぐらということもあり「ホッとした。僕が来て連敗が始まったとか言われたくないんで」と胸をなで下ろしつつ、田中俊ら門下生たちの活躍には「これはめちゃくちゃうれしい」とエクボを作った。原監督も「阿部チルドレンとでもいうんでしょうか。非常に大きな役割を果たしてくれました」と喜んだ。  つい10か月ほど前までは、現役バリバリで戦っていた“慎之助ヘッド”。6回に亀井交代のタイミングがやや遅れるシーンもあったが、試合中には田口や吉川尚らにどんどん助言した。原監督からは「思う存分、慎之助らしさを出しなさい」と背中を押されたという。期間限定ではあるものの、リーグ連覇へのカウントダウンを加速させる、強力なカンフル剤となることは間違いない。(尾形 圭亮)

報知新聞社

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