【チャンピオンズC】クリソベリルはある1つのジンクスを乗り越えられるかがカギ 中京ダートの好走馬を探る
舞台は中京!先行馬に要注意!
「うっぷん晴らし」。この言葉がここまで似合うレースは他になかったのではないだろうか。 【チャンピオンズカップ 2020予想】東大・京大式!有力馬はクリソベリル、チュウワウィザード他 カフェファラオ軽視の理由とは? 2001年10月27日武蔵野ステークス。出走を希望していた天皇賞(秋)で当時の外国産馬枠に対し獲得賞金額が足りず、このレースに回ってきたクロフネ。これが衝撃の始まりだった。前年のNHKマイルカップの覇者イーグルカフェに9馬身差の大楽勝。続く今回のレースの前身であるジャパンカップダートでは馬なりのまま4コーナーで先頭に立つと、前年の優勝馬ウイングアローに7馬身差の快勝。 2戦連続のJRAレコードは翌年以降の活躍を大いに期待させた。故障さえなければどれ程の活躍ができたのか、今でも想像する事がある。それほどのレースぶりだった。 2014年から舞台を中京ダート1800mに移動して行われているチャンピオンズカップ。向こう正面は下りになっていて、最後の直線では上り坂とアップダウンが激しいコースになっているため、スタミナのある先行馬が断然有利になっている。とはいっても、GIになると先行争いが激しくなり、追い込み馬にも勝機は十分。逃げ馬は[0-0-2-4]と3着に残るのが精一杯といった印象だ。
平均配当は「馬連4333円」「3連単111680円」
中京移行後の平均配当を見ると2015年サンビスタが12番人気で制しているため、大きく上がっている。先行有利のコース形態だが、4コーナーを回った段階で10番手以降の馬でも連に絡んでいる。特に前走、前々走で上がり3ハロン2位以内の末脚を披露していた馬には注意が必要だ。
一桁馬番の馬には要注目!
中京移行後では1桁馬番[6-3-5-40]、2桁馬番[0-3-1-35]と大きく差が出ている。2017年には前年度覇者サウンドトゥルーが14番に入り2番人気11着。14番以降の馬は馬券に絡んだ事がないだけに、当日の馬番には注意が必要だ。 開催の歴史が浅くレースで絞ってしまうとバラつきがでてしまうため、クラスで絞ってみるとはっきりと傾向が出た。前走、地方交流GI出走組が断然の成績で[5-2-2-23]となっている。ここ3年は南部杯出走組の成績が良く、2017年ゴールドドリーム、2018年ルヴァンスレーヴが1着、昨年はゴールドドリームが2着に入っている。 逆に鬼門なのはJBCクラシック優勝馬。中京移行後は[0-1-0-5]で4頭が掲示板にも載れていない。前身のジャパンカップダート時代も[1-3-3-3]とあまたの名馬が挑んでは敗れ、連勝を達成したのは2007年のヴァーミリアンただ1頭だけだった。今年の大本命クリソベリルはこのジンクスを破れるだろうか。JRA出走馬は武蔵野Sを中心にGIII組は[0-4-3-37]と2着まで、GI組は[0-0-1-6]と奮っていない。