小学校近辺の空き工場内に成獣のクマ 出てきたオス1頭を駆除、福井県大野市
12月9日午前7時50分ごろ、福井県大野市城町の民家敷地内にクマの足跡のようなものがあると住人から大野署に通報があった。猟友会などが追跡調査し北東に約100メートル離れた同市要町の空き工場敷地内で足跡を見つけ、約2時間半後に建物から出てきたクマを駆除した。けが人はいなかった。 市によるとクマは体長1・3メートル、体重100キロの雄の成獣で推定年齢は7歳。同市街地でクマの出没が確認されたのは今年初。 市によると、大野署から連絡を受けた市職員と猟友会会員が民家で足跡を確認し付近を捜索。午前8時35分ごろ、空き工場の敷地で足跡を見つけ、同署が周辺道路を封鎖した。工場内に潜んでいる可能性があるため爆竹を鳴らしながら捜索し、同10時15分ごろ、建物から出てきたクマを確認し、猟銃で駆除した。 空き工場から北約400メートルには下庄小、南西約400メートルには有終西小がある。両校は保護者にメールで連絡したり、教員が付近を巡回したりした。