千葉J・渡辺雄太、復帰戦で存在感 ダンク2発で勝利に貢献 バスケBリーグ
バスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)は30日、千葉県船橋市ららアリーナ東京ベイなどで行われ、10月に左足関節を負傷した渡辺雄太が復帰した千葉Jが琉球に77―65で勝ち、13勝目(2敗)を挙げた。 ◇ 開幕2戦目で負傷した千葉Jの渡辺が、復帰戦で存在感を示した。チームで3番目に長い28分39秒間、コートに立ち、8得点7リバウンドと奮闘。「足首の痛みもなく、問題なくプレーできた。トレーナー陣に感謝したい」と穏やかな表情で話した。 今季最多の1万432人が詰めかけた琉球戦に先発出場。第1クオーター、外したシュートのリバウンドを自らもぎ取り、チーム初得点を決めた。第2クオーターには琉球のクーリーのシュートをブロックし、アルマを振り切って豪快なダンクシュートを決める場面もあった。「アルマ選手が後ろから跳んできていたので、レイアップ(シュート)にいっていたらブロックされる可能性があった。流れをつかめるプレーだった」と誇った。4点差に詰め寄られ、タイムアウトを取った直後にもダンクを決め、チームを勢いづけた。 5本打った3点シュートをすべて外すなど、ブランクの影響もあって状態は万全ではない。「思ったよりしんどかった。28分くらいでへばっているようじゃダメ。試合をしながら戻していければ」。渡辺不在の期間も10勝2敗で乗り切ったチームは、完全復活を目指す元NBA選手とともに、強さを増していきそうだ。(奥村信哉)