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【株式投資指標のおさらい 後編】低ければよいってものでもない! 「PER」とは?

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ファイナンシャルフィールド

「コロナショック」で株式相場は大きく動きました。<前編>は「PBR」でしたが、<後編>のテーマは「PER」です。3文字の真ん中が「B」から「E」に変わるだけですが、どんな違いがあるのか見てみましょう。

「PBR」と「PER」はどこが違うの

「PBR」は、【会社の株価を、その会社の解散価値(1株当たり)で割った数値】でした。例えば、A社という会社の株価が500円で解散価値(1株当たり)が550円ならば、PBRは【0.91倍】です。 このように「その数値が1倍を切ると投資の好機」とよくいわれると説明しました。もちろん注意すべき点もいろいろあり、この数値だけをうのみにして判断すべきではありませんが、代表的な投資指標のひとつです。 それでは「PER」とは何か。英語「Price Earnings Ratio」の頭文字で、株価収益率といわれています。こちらは、【会社の株価を、その会社が1年間で稼ぐ純利益(1株当たり)で割った数値】です。 例えば、A社の株価が500円で純利益(1株当たり)は50円だとします。この場合のPERは【10倍】です。また別に、同じ株価500円で純利益(1株当たり)が25円のB社があるとします。こちらのPERは【20倍】です。 もしもこの2社が同じ業界で、純利益のうち株主配当に向ける率(配当性向)も同じような水準だとすれば、次のようにいわれることがあります。 ◇株式に投資した資金を配当で回収すると考えるとB社の2倍のスピードで回収できるので、A社の株価はかなり割安だ。 ◇この業界全体に期待されるPERが【20倍】くらいだとすると、A社の株価は割安であり、1000円くらいにまで上昇する余地がある。 PBRは、会社(企業)の「純資産」つまり、会社の資産から負債(借金やまだ支払っていないツケ)を引いた部分の価値(1株当たり)と株価の関係でした。この純資産は、会社の財産状況(貸借対照表)の中であらわされていました。 一方PERは、会社の稼ぎ状況(損益計算書)における最終的なもうけである「純利益」(1株当たり)と株価の関係になっています。

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