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コロナ禍でも放送した「24時間テレビ」 日テレ内部ではどう評価されているのか

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デイリー新潮

放送前は批判の声も

 スポーツ報知(電子版)は8月24日、「『24時間テレビ』視聴率は15・5%…瞬間最高は高橋尚子さんらのゴール直前27・6%」と報じた(註:全角数字を半角数字にするなど、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)。  ***

 日本テレビの「24時間テレビ」は今年、8月22日から23日にかけて放送された。視聴率はビデオリサーチが調査を行ったもので、関東地区の数字になる。  世帯平均視聴率が15・5%で、これは番組歴代19位。個人視聴率は8・8%で、こちらは歴代12位タイだったという。  瞬間最高視聴率は、新企画の「募金ラン」、高橋尚子(48)率いる「チームQ」がゴールする直前だった。世帯27・6%、個人18・1%という数字を記録した。日本テレビの関係者が安堵して言う。 「視聴率は翌日の午前9時に出るのですが、24日は幹部も担当部局に来て、固唾を呑んで待ち構えていたそうです。数字が出た瞬間、大きな拍手が沸き起こったと聞いています。例年に比べると決して良い数字ではありませんが、何と言っても新型コロナの影響で無観客、マラソンもできませんでした。そんな逆風下で、よくこれほどの数字を取れたというのが偽らざる実感です」  ちなみに日本テレビでは高視聴率番組を表彰するのだが、規準は世帯平均が15%、個人平均が8・5%なので、規準をクリアしたことになるという。

ドラマも視聴率を下支え

 日テレの関係者は善戦を評価しながらも、「番組としてネタ不足だったことも否定できません」と指摘する。 「とにかくコロナ禍の影響で、街でロケができません。2005年から放送されている名物企画『ダーツの旅』も、大半がアーカイブでした。マラソンに限らず、水泳や登山という耳目を集める企画も不可能。文字通りのないない尽くしでしたし、準備期間もタイトでした。志村けんさんのドラマも撮影開始は何と8月で、それこそ放送前日に完成したと聞いています」  その一方で、コロナ禍という災いを福となしたケースもあるという。深夜帯が全てVTR放送にしたのは英断だとする。 「出演者の健康に良かったはずです。新しい時代の『24時間テレビ』の形を示せたのではないでしょうか。コロナ禍といえばNHKの大河ドラマ『麒麟がくる』が中断中という追い風もありました。何よりも『24時間テレビ』は、やはり夏の風物詩。STAY HOMEはいまだに続いており、惰性で見てくれる視聴者もいたと見ています」(同・日テレ関係者)  決して充実した番組ではなかったにもかかわらず、視聴率は底堅かった。その最高殊勲は瞬間最高視聴率を叩き出した「募金ラン」だが、加えてドラマの『誰も知らない志村けん―残してくれたメッセージ―』の健闘も光ったという。 「このドラマ枠、実を言うと最近は苦戦が続いていました。歴代3位タイと高評価だったのは、2017年に亀梨和也さん(34)が主演を務めた『時代をつくった男 阿久悠物語』で、世帯25・6%でした。ところが翌18年の『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』は中島健人さん(26)主演で世帯16・2%、19年の『絆のペダル』も相葉雅紀さん(37)主演で世帯18・6%と伸び悩んでいました」(同)

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