【オートレース】森且行、落車翌日即1着!「みなさんのお陰です」周囲のサポートに感謝~伊勢崎オート
まさに、不屈の男だ。 オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は23日、群馬県伊勢崎オートレース場で開催中の「第8回オートレース石狩杯」2日目・第8R「一般戦」に出走。8車立ての大外8枠からレースを開始し、道中は鋭い足を繰り出して次々と先行勢の攻略に成功。インへアウトへ6周回を自在に駆け抜けて1着ゴールを決めた。マシンを大破させた落車アクシデントからわずか一日で本来の迫力ある動きをすぐさま取り戻した。 ロッカーへと引き揚げてきた森は、ひたすら笑みを絶やさず、車の復旧作業をアシストしてくれた選手たちへ「助けていただき、本当にありがとうございました!みなさんのお陰です!」と何度も何度も感謝の言葉を繰り返していた。 試走からうなった。3秒29はメンバー最速のトップラップで、落車の影響をまるで感じさせないシャープな足色だった。「エンジンは何もやっていないので、すごくいいわけではないんですが、みなさんにフレームを直していただいたことが大きかったです。変な跳ねもなかったですし、(勝因は)そこですね。もうね、サク(佐久間健光)やナシエちゃん(藤本梨恵)、ニシ(西原智昭)のお陰だよ、本当に。サクがフレームを助けてくれたので何とか行けました」 佐久間はレーサーになる前、競走車のフレームを扱う工房に勤務していた。いわば、フレーム部門のスペシャリストである。「森さんが結果を出してくれて、自分もホッとしています。よかったです」とサポートを担った佐久間も笑顔だった。 周囲の手助けを得て、何とか愛車は立て直した。最終日・24日も結果をたぐり寄せて連勝で波乱のシリーズを締めくくりたい。「あとはハンドルだね。そこは全然合っていないので、あぶって調整します。とりあえずエンジンはもうこのままで。次(G2レジェンドカップ、12月4日~、伊勢崎)の前検日にエンジンはばらそうと思っています」
報知新聞社