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ベントレー、ミュルザンヌの生産を終了 伝統の6.75Lの歴史にも幕

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英ベントレー・モーターズは6月25日、フラッグシップサルーン「ミュルザンヌ」の生産終了をアナウンスした。 【写真をもっと見る(8枚)】 2009年に登場したミュルザンヌは、伝統の6.75L(シックス・アンド・スリークォーター)V8エンジンを搭載する大型セダン。今回の生産終了により、このアイコニックな8気筒も終焉を迎えることとなる。 6.75Lユニットの原点は、1959年に登場した「ベントレー S2」まで遡ることができ、21世紀のこんにちまで1基当たり15時間以上をかけ、クルー工場のマイスター達が文字どおり手組みで作り上げてきた。一方で、電子制御システムや可変バルブタイミング機構の採用など度重なるアップデートを受け、まさにベントレーのクラフトマンシップを象徴する名機だ。最終版では537ps/1,100Nmという怪力に達した。 もちろん、ミュルザンヌの魅力はエンジンだけにとどまらない。ブランドの頂点に位置付けられるモデルらしく、インテリアの製作工程にも多くの手作業が残され、高品質なレザーとウッドで仕立てられた「これぞ英国車」という室内には最新のインフォテイメントシステムが溶け込み、オーナーに至福の時をもたらした。 顧客へ引き渡される最後の1台は、タングステンとローズゴールドにペイントされた限定車「ミュルザンヌ スピード 6.75エディション・バイ・マリナー」で、大西洋を横断して米国のオーナーへ届けられるという。実はこの後に、正真正銘のラスト1台がラインオフするとのことだが、その嫁ぎ先は厳重に秘匿されている。 ベースモデル、高性能版の「スピード」、ロングホイールベース版すべて合わせても、10年余の間に生産されたミュルザンヌは7,300台強にとどまり、その評価は時が経つに連れて高まっていくかもしれない。 今後、ベントレーのフラッグシップを担うのは、昨年デビューした新型「フライングスパー」。6.0L W12を積むハイテクサルーンがブランドの新たな歴史を紡いでいくことになる。

株式会社カービュー

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