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試合中の抗議も“ソーシャル・ディスタンス”基準に? 元名審判が指摘「詰め寄るのではなく…」

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Football ZONE web

CLやW杯でも笛を吹いたリッツォーリ氏、「穏やかに話す状況を可能にする」と言及

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップ(W杯)で主審を担当し、現場を離れた現在はイタリア・セリエAの審判割り当てを担当しているニコラ・リッツォーリ氏が、セリエAが再開された場合に「抗議のソーシャル・ディスタンス」に言及している。イタリア衛星放送「スポーツ・メディアセット」が報じた。  イタリアでは新型コロナウイルスの感染拡大により3月9日から公式戦が中断しているが、今月18日からトレーニングが解禁。スポーツ大臣のヴィンチェンツォ・スパダフォーラ氏が28日に召集する会議の結果次第で、6月に再開される可能性がある。  それを踏まえてリッツォーリ氏は、審判が絡む諸問題について言及。以前にもスタジアムへの移動が問題になると話していた元名レフェリーは、試合中に選手とレフェリーの間でソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を取ることについて話した。 「この状況は、以前に比べれば選手が審判に対して穏やかに話す状況を可能にするだろう。4人がかりで詰め寄るのではなく、1対1で。そして、ソーシャル・ディスタンスを尊重して」  サッカーの試合中に、審判団の判定を不服として選手たちが詰め寄る姿は日常的なものだ。特にゴールなどの大きな判定が絡んだ時はそれが避けられないできたが、こうしたサッカー外での社会問題を契機に見直すチャンスでもあると捉えているようだ。特に、再開当初は無観客試合での実施が極めて濃厚であり、歓声で声が通らないという心配はない。2メートルの距離を置いても十分に会話を成立させることは可能だ。  また、リッツォーリ氏はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について、1試合あたり4人から3人へ人数を減らして人口密度を下げること、そしてオペレーターとVARはマスク着用の上で手袋を装着して機械を操作する方針も明かした。  本来であれば主審に詰め寄るような抗議はそれだけでイエローカードの対象になる場合もあるが、それもサッカーの一つの風景ではあった。しかし、その光景は少し距離を置いたところで会話をするという形に変化していくのかもしれない。

Football ZONE web編集部

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