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家族が持病でも出社は強制…「リモートする人は劣っている」という空気も

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BUSINESS INSIDER JAPAN

リモートワークから出勤に切り替える企業が増えている。 日本生産性本部が実施したアンケート調査(1100人が回答)によると、テレワークの実施率は、5月の調査では31%だったが、7月には20%に減少している。 【全画像をみる】家族が持病でも出社は強制…「リモートする人は劣っている」という空気も しかし、出社を求められた社員からは、「家族が持病持ちで感染のリスクを減らしたいが、出社を強制された」「原則リモート体制で外出を控えているのに、会議に合わせて全員出社日がある」など、会社の対応を疑問視する声も聞かれる。

職場でマスクしない同僚

「夫が持病を抱えているので、可能な限り在宅勤務にしてほしいと頼んだところ『そんなことをいうのはあなただけ。シフト制の在宅勤務体制なので公平性が保てない』と言われ、隔日出社を強要されました」 大阪の一部上場企業に勤める50代の女性・サチコさん(仮名)は、そう話す。 サチコさんの会社には新型コロナウイルス以前は在宅勤務制度はなかった。だが4月の緊急事態宣言後に急きょ制度を導入。 5~6月は在宅勤務が続けられたものの、7月中旬には全社員出社が義務化された。 サチコさんの夫は、持病のために服薬を続けており、感染症への抵抗力が低い。しかし、その事情は聞き入れられなかった。 「同じ部署の社員には、『息苦しいから』とマスクをしない人もいました。満員電車に乗って出社する以上に、職場での感染が心配でした。 時差出勤は実施されていたのですが、昼はみんなが一斉に食堂に集まり、パーテーションもありません」

「週に1度は顔を見せて」

出社が必要な業務であれば納得もできたが、サチコさんの仕事は在宅勤務でもほぼ問題がなかったという。 「在宅勤務中も、週に1度は顔を見せに来いと言われ、ここまで感染のリスクが理解されないのかと……。 同じ業務をする社員の中には、率先して出社する人もいるのですが、仕事の内容ではなく、出社アピールをしているように見えます。 社長ら役員が出社していることもあり、社内には『出社せずリモートワークをする人は劣っている』という意識があると感じています」 サチコさんが勤める会社のHPには、感染予防として対策本部の設置や、在宅ワークの実施、マスク着用を徹底すると書かれているが、「対策本部なんて聞いたこともない」と言う。

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