アーレスティが生産体制再編。東松山工場売却へ
アーレスティは28日、国内の生産体制を再編する方針を発表した。対象はダイカスト製品の製造などを行う東松山工場(埼玉県比企郡)で、生産移管後に工場跡地は売却する予定。生産移管は2022年度から開始し24年上期をめどに完了する見込み。国内生産の効率を高め、収益性向上を図る。 移設費用などによる22年度の業績への影響については軽微とした。一方、東松山工場跡地の売却による業績への影響については現時点で算定困難とし、分かり次第速やかに公表するとした。 東松山工場での特殊鋳造法(自社開発のNI法)による生産はグループ会社のアーレスティ栃木に移管する。自社製品であるモバフロアの加工工程は熊谷工場に移管する。 アーレスティは国内拠点再編を進め、効率化や集約による収益構造の変革を図っている。この1年では、金型工場統合や子会社のアーレスティプリテックのアーレスティ東海工場への統合を決めた。