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ファンキー末吉「カンボジアではコロナで全風俗店が営業禁止」

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SmartFLASH

 世界に拡大する新型コロナ。海外では、どんな暮らしを強いられているのか。カンボジアに滞在する、元「爆風スランプ」のファンキー末吉に、国の政策、外から見た日本の対応について語ってもらった。  世界を股にかけるドラム奏者のファンキー末吉は、日本では八王子に、中国では北京に、そして孤児院のバンドをプロデュースするために、カンボジアのプノンペンにも住まいを持つ。  2020年2月、日本でのツアーを終えたあと、休養のためにプノンペンに飛んだ。 「中国は封鎖されて入れなくなってしまい、日本は当初、中国に次ぐ “第2の感染国” になっており、帰るに帰れず……。現在の状況では、カンボジアに滞在するしかありません。 『カンボジア正月(2020年は4月13日~16日)』は中止され、州間、郡間の移動が禁止されましたが、現時点では、自由に外を歩けるし、物資などの不足もありません。  ベトナム国境の物流を封鎖してしまったので、輸出していたマンゴーの価格が暴落して、国内で安く売られています」  同国の新規感染者数は、多くても1日ひと桁台だが、コロナに対する危機意識は高い。 「すでにマッサージ・スパなどは全面営業禁止、人数を問わず、人が集ういかなる運動やスポーツも禁止。行きつけの日本料理店は、デリバリー専門になりました。密閉空間で大勢の人と接することは、めったにありません。  1カ月ほど前のことですが、新規感染者数は1日数人でも、『ガールズバーで感染者が出た』という噂が流れると、その翌日にはガールズバーなど、すべての風俗店の営業は休止になっています」  コロナの影響は、もちろん音楽活動にもおよぶ。 「中国のバンドで、春と秋に約100本の全中国ツアーを予定していましたが、キャンセルになりました。3月・4月の日本でのライブも中止です」  カンボジアには、日本の国民健康保険のような医療制度がないため、通常は市販の薬に頼るしかないそうだ。 「庶民は、病院に行くお金を持っていません。ですが政府は、『外国人を含むコロナ感染者の治療を無償にする』と発表しました(日本も原則公費負担)」  日本のコロナ対策は、どんなふうに見えるのだろうか? 「日本より感染者が少ないカンボジアでさえ、ここまで規制している。手遅れにならないうちに、思い切った手を打ってほしいですね。  また、いくつものライブハウスが倒産の危機にあり、多くのミュージシャンが路頭に迷っています。彼ら(私を含む)への補償や援助を、ぜひ、実現してもらいたいですね」 ※取材後の4月10日、東京都で「休業要請」が出された ふぁんきーすえよし 1959年生まれ 香川県出身 ロックバンド「爆風スランプ」のドラマー。1988年、作曲を担当したシングル『Runner』が大ヒット。1995年より、北京にて現地のアーティストのプロデューサー、スタジオミュージシャンとして活動中 (週刊FLASH 2020年4月28日号)

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