G大阪、ゴール遠く「決めきることできたら」 2日前に負傷の大黒柱・宇佐美不在響く
神戸1-0G大阪(サッカー天皇杯決勝=23日) 9季ぶりのタイトルを狙ったG大阪はゴールが遠かった。ポヤトス監督は「前半はわれわれが上回っていた。決定機で決めきることができたら…」と唇をかんだ。 確かに、特に前半はボールを保持し、ゴールに迫った。決定機もつくったが、フリーのヘディングシュートを外すなど得点につなげられなかった。倉田は「ファイナル(決勝)なので形どうこうではない。最後は向こうが気持ちでねじ込んだ。僕らはねじ込めなかった」とうなだれた。 21日の練習中に宇佐美が右太もも裏の肉離れを負った影響でメンバー外となった。「言い訳はしたくない」と指揮官はいうが、今季のJ1でチームトップの12得点を挙げているエースの不在が響いた形だ。 過去3シーズンは残留争いに巻き込まれるなど低迷した。ポヤトス監督は「敗戦も成長につなげ、ガンバを居るべき場所に戻していきたい」。準優勝を名門復活ののろしとする。(石原颯)