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全米オープンのコロナ対策は“バブル方式”。国枝「集中して試合に臨めた」

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 テニスの全米オープン車いすの部で5年ぶり通算7度目の優勝を果たした国枝慎吾が18日、東京2020組織委員会と全米オープンへの参加経験の共有と意見交換の場に出席。コロナ禍での大会運営にアスリート目線で思いを語った。  全米オープンは、全豪、全仏、ウィンブルドンと並ぶ、テニスの4大大会「グランドスラム」のひとつで、毎年8月の最終月曜日に開幕する。今年は新型コロナウイルスの感染拡大でウィンブルドンは中止、全仏オープンは9月下旬へ延期となるなど大会の開催に影響が及ぶなか、全米オープンは予定通り8月31日から無観客で開幕。ダブルスのペアや部門数を減らすことにより規模を縮小して開催された。  「世界各地から一カ所に選手が集まるという意味において、全米オープンが五輪パラリンピックのヒントになるのではないか」と今回の場への参加経緯を説明した国枝。「私自身、大会が決まった6月の段階では、行くのは怖いなという思いでした。でも大会側とオンラインミーティングを重ねていく中で、出場したいと思えるようになった。対策をしっかりすれば選手側は安心して大会に臨める。このプロセスがこれからのヒントになるのではないか」と語った。

NBAも採用の「バブル方式」

 感染対策として全米オープンで行われたのは、選手や大会関係者が隔離空間で過ごす「バブル」方式。米プロバスケットボールNBAでも採用されている。この日行われた意見交換の場では、アメリカ入国からホテル、大会会場での練習時、試合時に至るまで20~30項目に渡る感染対策が共有されたという。  国枝が特に有効だと感じたのはPCR検査。選手はホテル到着後、2日後、4日後と頻繁に検査を行うことで感染の有無を確認。「選手や大会に関わる人が常に陰性であるというのは大事な点だと思う」と検査体制の重要性を語った。また、バブルを形成することで心理的な負担も軽減するといい、「選手は試合に集中しやすくなる。コロナにビクビクしながら過ごすのではなくて、いつも通りに集中して試合に入ることができた」とアスリートとしての実感を語った。  中村英正ゲームズ・デリバリー・オフィサーは共有された項目を振り返り「コロナ禍において、スポーツの新たなやり方が競技ごとにあるのではと感じた。来年の大会をどう安全・安心にやり抜くか、知恵を絞っていきたい」と語った。

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