アドビとDNP、パーソナライズドコンテンツ制作の業務効率化を支援するサービス開発で協業
アドビは、大日本印刷(以下、DNP)および企業の総合的なマーケティング施策を支援するDNPコミュニケーションデザイン(以下、DCD)と、総合的なデジタルアセット管理(DAM)を実現する「Adobe Experience Manager Assets」を生かした業務効率化支援サービスの開発で協業した。
近年、企業は生活者のニーズに合わせて各種コンテンツをタイミングよく訴求することが求められているが、実現には多くの部署や協業先が横断的に関係するため、コンテンツに使用するアセットの散在を防ぐための管理や、必要な時に必要なコンテンツを短期間で大量に制作するのが難しいという課題がある。
DCDが導入企業に代わって企業のマーケティングにおける紙メディア・Webメディア・アプリなどに使うテキスト・画像・動画等のアセット(情報資産)を一元管理し、コンテンツ制作からPDCAの運用を一貫して支援することで、パーソナライズされたコミュニケーション施策の実施につなげていく。
DNP・DCD・アドビの3社は機能開発や実証実験を進め、2021年7月にサービスの提供開始を予定している。
なおDCDは、2019年にAdobe Experience Manager Assetsを導入し、各種アセットの一元管理と制作業務の効率化を進め、従来の制作工程の時間を25%短縮している。
MarkeZine編集部[著]