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愛知製鋼、「2030年ビジョン」策定。ESG経営、収益力など強化

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鉄鋼新聞

 愛知製鋼(社長・藤岡高広氏)は4日、今後10年で到達すべき姿を具体的に示した「愛知製鋼グループ2030年ビジョン」を発表した。経営環境が大きく変化する中、基本方針を「事業とモノづくり力の変革で収益力を向上させESG経営を実践」とし、鋼・鍛・ステンレス・スマートのカンパニー別ビジョン、収益力強化策(分数経営、事業ポートフォリオの変革)などを具体的に掲げた。最終年度の連結売上高3400億円以上(19年度は2242億円)、連結営業利益200億円以上(同139億円)を目指す。  ESG経営の実践は(1)持続可能な地球環境への貢献(2)事業の変革で豊かな社会を創造(3)従業員の幸せと会社の発展を柱に、事業領域との関係では既存事業の変革と新分野への事業展開、開発力・エンジニアリング技術向上を通じた「モノづくりからコトづくり」に取り組む。  鋼カンパニー(特殊鋼)は、鍛鋼一貫を生かした機械加工領域拡大、製造工程やレイアウトの抜本的見直し・スリム化、インド・バルドマン社を活用したグローバルでの最適鋼材サプライチェーン構築を目指す。  鍛カンパニー(鍛造品)では、部品、完成品メーカーへの脱皮とより多品種生産に強い生産体制の構築を柱に掲げる。「部品開発委員会」を創設し、EV・FCVの新商品開発に注力する。  ステンレスカンパニーは良品廉価なステンレス鋼材・部材を供給し、サステナブル社会に貢献することを目指し、スマートカンパニーは電子部品、磁石、センサ・金属繊維、デンタル、鉄供給材(土壌改良剤)を中心に伸ばす。  収益力強化は、環境変化に対応した事業変革とトヨタ生産方式や品質を中心としたモノづくり変革を同時に行う「分数経営」を進めるとともに、新分野を拡大する。  2030年の連結売上高3400億円のうち45%(現状約20%)、連結営業利益200億円のうち50%(現状約30%)をステンレス、スマートの両カンパニーで稼ぐ体制を目指す。