「真面目で照れ屋」奥田民生さんソロ30周年 同郷・広島市出身のカメラマン語る 東京に先駆け地元で写真展 近著でバンドと絡めた人生論も
三浦さん 「自分でちゃんとその時の新聞をちゃんと持ってきて、『これと一緒に撮ろう、撮ろう』って感じで。奥田くんのこのカープ愛っていうか、これはすごいですね」 三浦さんはこれからも奥田さんを撮り続けたいといいます。 三浦さん 「『広島の宝物』っていうか、そういう感じがするよね。自分で言いたいことをちゃんと音楽にできるし、それでちゃんと、いろんな所で宮島からなんか市民球場とか、そういう所でちゃんとライブをやれるっていうか。東京ドームで1人でライブやるとは全然、意味が違うじゃない。そういうのはすごいなと思うね」 三浦さんが撮影した奥田さんの写真は来年、写真集として発売される予定です。 そして来年60歳、還暦という人生の節目を迎える奥田さんはこちらの本を出版しました。 「59ー60」。仕事はどこを目指すべきか?年齢ごとにやるべきことは?といった奥田さんの人生観が書かれています。 奥田さんからメッセージが届いています。 奥田民生さん 「広島の皆様、奥田民生です。この度ですね、ソロ30年、そしてもうすぐ還暦ということもありまして、『59ー60』という本を出すことになりました。すみません、こういうことをしながら来ましたよ、みたいなことですかね。そんなやつです。全国の書店で発売されると思いますが、僕としては全部売り切れて早くなくなってほしいと思います。よろしくお願いします」 ちなみに先月発売されて3日で重版が決まって、現在の発行部数は3万5000部だそうです。 奥田さんの仕事の向き合い方について書かれた部分を紹介します。 ユニコーンはメンバー全員がボーカルをやるし、誰か1人が目立つより「これがユニコーンっていうバンドです」って、全員が目立つことを選んだことで続いている。やり方はそれぞれだけど、俺らの場合は1人がよくてもバンドがダメなら意味がない。仕事って「早く行きたければ1人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」と言われるけど、長い目で見れば誰か1人が目立つより、全員がそれぞれ立ってみんなで前進した方が、結局、遠くまで行けるものだとやっぱり俺も思っている。
奥田さんの本「59-60」は全国の書店やインターネットで購入できます。そして「奥田民生ソロ30周年記念写真展」は来月11日までそごう広島店で開かれています。
中国放送