プロテインバー、紅茶キノコ、抹茶アイス 実は「安眠を妨げる」健康的とされている食品
日本人になじみの、あの食材も…
3. 紅茶キノコ:「腸の健康の救世主」が眠りを妨げる 「欧米やオーストラリアでコンブチャ(Kombucha)と呼ばれるこの微炭酸飲料(砂糖入り紅茶を発酵させた飲料)は、ウェルネス意識の高い人たちに人気があるが、睡眠には大敵だ。紅茶キノコの発酵プロセスで生じるチラミンは、神経系を活性化する。微量のカフェインも含まれている。この2つが合わさると、いわばリラクゼーションへのダブルパンチになる。これらの物質に敏感な人は、寝付きの悪さを覚えながら、ヘルシーなはずの飲み物なぜ目覚ましドリンクのように感じられるのか、思い悩むはめになるだろう」 4. 漬物:酸っぱい刺激で目が冴える 「ピクルスなどの発酵食品もまた、意外な安眠妨害食品だ。チラミンとヒスタミンが豊富で、メラトニン(身体がつくりだす天然の睡眠ホルモン)の生成を妨害する。夜食に漬物やキムチをつまんだあと、なんだか目が冴えるなと思ったことがあるなら、答えはこれだ。発酵野菜は刺激的なトラブルメーカーで、おいしいかもしれないが、身体の自然なリズムを乱す」 5. 抹茶アイスクリーム:ダークサイドを持つデザート 「クリーミーで、おいしいが、ベッドタイムには驚くほど有害だ。あまり知られていないが、抹茶アイスクリームには、カフェイン、糖、L‐テアニンという3重の脅威が含まれている。L-テアニン(緑茶に含まれるアミノ酸)は、日中にはリラックス効果をもたらすが、夜間には異なる効果をもたらし、休息すべき時間に脳を過剰に刺激してしまう。そこへたっぷりの精製糖が加わって、穏やかな眠りどころか脳を混沌に陥れるデザートのできあがり、というわけだ」 6. スピルリナ:寝かせてくれないスーパーフード 「スピルリナはスーパーフードかもしれないが、睡眠に関するかぎり、むしろ隠れた刺激物だ。タンパク質とアミノ酸が豊富なため、軽い副腎反応を誘発し、身体をリラックスさせるどころか、わずかに活性化させる。日中の活力や集中にはとてもよいが、寝る前に摂取すると身体の代謝が不必要に高まってしまう」