「おおいがわ桜えびめぐり」のメニューの一つとなる大井川みなと丼定食を手にする岩崎さん（右端）とやいづマリンレディの3人＝焼津市の大井川港漁協直営食堂さくら

　焼津市は27日から12月26日までの1カ月間、焼津の食を楽しむイベント「焼津ぐるめぐり」の第2弾となる「おおいがわ桜えびめぐり」を開催する。市内13店舗で特産のサクラエビを扱ったメニューを提供する。イベントに先立ち21日、提供店舗の一つとなる同市飯淵の「大井川港漁協直営食堂さくら」で試食会を行った。 　試食会は市をPRする「やいづマリンレディ」の3人と、市の地域おこし協力隊員岩崎美沙さん（26）が出席。丼とサクラエビのかき揚げが目玉の「大井川みなと丼定食」を味わった。丼にはサクラエビとシラスの釜揚げがふんだんに盛られ、京都市出身の岩崎さんは「二つの食感が違って面白い」とおいしそうにほおばった。 　大井川港での今秋のサクラエビ漁は4日に始まり、これまでに例年並みの約9・6トンが水揚げされた。大井川港漁協によると、水温が下がればさらにまとまった漁獲量が期待できるという。