<独自>千歳10万人達成、2年前倒し 市人口計画 ラピダス進出踏まえ
【千歳】千歳市が改訂作業を進めている「人口ビジョン」で、人口10万人の達成時期を、現行の2030年から28年に2年前倒しする案をまとめたことが9日分かった。次世代半導体工場を市内で建設中のラピダス(東京)の進出を踏まえた見直し。さらに、策定中の「将来ビジョン」案で40年に市内の同社関係者らが7900人に達すると見込む。いずれも国家プロジェクトの波及効果を色濃く反映する内容となっている。
複数の関係者への取材で分かった。市は10日の市議会総務文教委員会で中間報告する方針。 市の人口は9月1日時点で9万7704人。新たな推計人口では28年に10万人を突破し、30年に10万1300人程度に達すると想定する。ピークの36年には、10万3千人程度まで増加すると見込んでいる。