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大丈夫なの?検査なしの施設退所 「コロナ発症9日で感染力なし」 鹿児島県、基準に理解求める

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南日本新聞

 新型コロナウイルスに感染した鹿児島市の20代男性が宿泊施設での療養後、国の基準に従ってPCR検査なしで退所し不安を訴えた報道を受け、鹿児島県は18日に記者会見し、「感染力があるのは発症から8日目まで。それ以降、周りにうつすことはない」と基準の妥当性を強調した。男性は「検査なしで退所することは世間に知られていない。県は周知を図って」と話した。  国は、検査なしで退院・退所できる基準を、発症から10日経過し、発熱と呼吸器症状が軽くなってからも72時間たった場合としている。症状がない人は、陽性が確定した検査を受けた日から10日経過後になる。  会見では鹿児島大学大学院の西順一郎教授(微生物学)が「免疫の働きで感染力がなくなったウイルスでも、遺伝子を増幅して検知するPCR検査では陽性になる」と解説。研究データを示し、発症から9日目以降は検査が陽性でも感染力のあるウイルスは検出されていないと説明した。

 その上で、退院基準を満たせば「検査で陽性になる可能性はあっても人にうつす恐れはない。体調がよい場合、相談の上で出勤や登校して構わない」とした。事業所や学校には、陰性の確認を求めないよう訴えた。  男性は宿泊施設の退所前に県から検査がないことの説明を受けたが、「知らない人は多く、身構えられてしまう。県は周知を図ってほしい」と語った。

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