「お気に入りのニットが...」あなたの家にもいるはず 衣類や乾物を食べる小さな虫「ヒメマルカツオブシムシ」専門家の予防策とは?
(大野さん) 「春から夏までは成虫です」 ・春先から梅雨にかけてはおうちの中にも出てくる ・おうちの周りにマーガレットやハルジオンなどキクの仲間の植物を植えたり、雑草があったりする ■被害を防ぐためにできることは? ーこの虫を駆除するには? (大野さん) 「残念ながらヒメマルカツオブシムシの幼虫はかくれんぼがとても上手で、なかなかおうちの中からいなくなってくれません。根気よくお掃除をすることと、床に置きっぱなしのもの、引き出しや押し入れに押し込めっぱなしのものがないようにすること、ときどき模様替えをするなど、風通しと目が届きやすい環境を作ることが予防には役立ちます」 「また、つるつるの面は登れないこともポイントですね。具体的には…」 「食べ物は ・乾燥食品は密閉容器やチャック袋の中で保存する ・粉やカスなどが溜まらないよう時々掃除をする」 「衣類は ・衣類をしまう前に洗濯・クリーニングする(汗抜きを忘れずに!) ・衣類は涼しくて(10℃以下にすると動けなくなります)、なるべく乾燥した場所で保管する(プラスチックの衣装ケースなどは登れませんが、上から落ちてくることもあります) ・衣類用防虫剤を使用する ・たんすは衣替えの時期には引き出しを外してたんすの中まで確認する ・服はなるべく吊るして風通しを良くしておく」 「成虫を持ち込まないために ・白い花(キクの仲間)を部屋に飾る前に虫がいないか確認する ・洗濯物をとり込む際は、はたいてもちこむ(白い洗濯物が特に好きです) 一年を通してみなさんの目を盗みながら家の中で生活している、かくれんぼの達人、ヒメマルカツオブシムシ。どんな生き物かを知って、予防に努めましょう。これで次の衣替えは安心です!
RSK山陽放送
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