「お気に入りのニットが...」あなたの家にもいるはず 衣類や乾物を食べる小さな虫「ヒメマルカツオブシムシ」専門家の予防策とは?
(大野さん) 「カツオブシムシは骨は消化できないので食べません(かじってはいますが)。カツオブシムシ全般ですが、乾燥したタンパク質が好きです。たくさんの種類がいる中で、ほぼヒメマルだけが植物質も食べることができ、飢餓にも強いので、人間の生活に溶け込んでいます」 「シロアリの駆除で床下に潜ったり、ネズミの駆除で天井裏を覗くと、まれにネズミや子猫、蛇などの小動物の白骨死体(まさに骨だけ)が見つかりますが、カツオブシムシにごちそうさまされたあとです」 ■水なしでも生き延びる!時々壁に張りついている幼虫 (東洋産業 大野竜徳さん) 「幼虫は水を飲まなくても平気なので、乾燥しているおうちの中はどこでも歩いていきますし、壁を登っていくこともあるので、ときどき壁に貼りついていたり、天井と壁の間で休んでいたりする姿を見ることもあります」 (大野さん) 「幼虫は動きが鈍く、外敵に襲われると逃げることは難しそうに見えます。なので、幼虫は外敵に襲われると反撃をします」 「幼虫は毛虫のような姿をしていて、ほかの虫に襲われたら毛を逆立てて身を守ります。この毛は抜けやすく、一部の毛の先はよくみると槍のようになっていて(槍状毛)、外敵に襲われたときに刺さったり、相手に絡みついたりすることで相手をひるませた隙にのんびり逃げるのです」 ■ヒメマルカツオブシムシが家にいるかどうかを確かめよう (東洋産業 大野竜徳さん) 「さて、このヒメマルカツオブシムシ、みなさんのおうちにいるかどうかのチェックポイントをいくつかお伝えしましょう。次のような場所を探してみてください」 ・壁や壁と天井の隙間にちょこんといる ・ゴキブリ用の粘着トラップに引っかかっている ・床のちょっとした隙間やカーペットの下にいる ・押し入れの奥やタンスの裏、引き出しの奥にいる 「抜け殻や生活痕跡はどうですか?」 ・ゴミの中に抜け殻が混じっている(特に隅や角に溜まることが多いです) ・粉を散らしたような虫の死骸がある(その粉、糞です!) ・抜け毛がやたら短いものが多い(かじられて切られている)
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