北風に耐え咲き誇る奄美の三大野菊
鹿児島放送
強い北風に耐えるように奄美大島では3種類の貴重な花が咲き誇っています。 奄美大島の海岸近くに琉球列島の固有種のオオシマノジギクが強い北風に揺られながら白い花を咲かせています。 イソノギク。奄美大島が北限で沖永良部島や沖縄島に自生しています。薄い紫を帯びた3センチほどの白い花が特徴です。 海岸近くの岩場に張り付くように咲くオキナワギク。 奄美大島や徳之島、沖縄島に分布し、ほんのり紫色をおびた2センチほどの白い花を咲かせます。 これら3種類の花は奄美の三大野菊と呼ばれていて、園芸品として人気があり、盗掘などの被害で激減していることから、環境省が、絶滅の恐れがある種に指定しています。 花の時期はまもなく終わり、奄美に本格的な冬が到来します。