《タワマンに引越し、ハーレーダビッドソンを購入》須藤早貴被告が“7000万円の役員報酬”で送った浪費生活【紀州のドン・ファン公判】
こうして巨額の役員報酬を手にした須藤被告。野崎さんの会社の経費も使い込んでいたようだ。たとえば、タクシー代がそうだ。 検察側:タクシーで東京都内を何度も移動しているのは、野崎さんの会社の仕事と関係がありますか? 須藤被告:関係があるときも、ないときもあります。社長(野崎さんのこと)がもともと、何でも経費で落とす人だったんで。マスコミにつけられるので、タクシー代がかさむことを相談したら、経費で落としても大丈夫だと言われたんです。 検察側:相談した相手は、A法律事務所ですか? 須藤被告:はい。あとは、公認会計士です。 55歳年上の野崎氏と結婚し、巨額の金を手にした須藤被告。その周りには、色々な“大人”たちが集まっていたことがうかがえる。
「ほかにも須藤被告は、中古の車2台や、ハーレーダビッドソンのバイクを買ったり、マスコミにつけられるために家を5回引っ越したりしたことなど、多額の金を使っていたことを明かしています。5回の引越しでは、一軒家やタワマンに住んでいたこともあったそうです」(裁判を傍聴したライター) しかし須藤被告はその後、当時の弁護士を「信用できなくなった」というのだ。後編記事では、須藤被告が主張した弁護士への“高額すぎる報酬”、そして事件のカギとなる「覚醒剤購入」に関する証言と当時の弁護士との関係性を詳報する。 (後編に続く)