中南米で2か月“共闘”も…引退4選手から学んだこと 元オリ右腕が先輩に贈ったメッセ
鈴木優氏がオリ引退4選手への想いを綴った
オリックスと巨人で投手としてプレーし、2022年限りで現役を退いた鈴木優さんは現在、「パ・リーグ インサイト」のスタッフを務め、米国に留学中だ。大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースの本拠地ドジャースタジアムで再会した、引退するオリックス時代の先輩4選手への想いを明かした。 【写真】元オリスラッガーの妻は「ばり美人」 新妻・ゆり香さんらとの3ショット ◇ ◇ ◇ 今年もオフシーズンがやってきた。ドラフト会議が終わり、ストーブリーグも本格化。各球団が来シーズンに向けて動き出している。一方で、今シーズン限りでプロ野球選手生活を終えた人たちもいる。今回は、オリックスの先輩4名に惜別の言葉を贈ろうと思う。 まずは同期入団の小田裕也さん。 小田さんと僕は2014年ドラフトの同期。8位と9位ということで、入団会見などではいつも隣に並んでいた。当時、僕は18歳だったこともあり、7つ年上で大人な雰囲気があった小田さんは少し近寄りがたかった。でも、話してみるととても優しく接してくれて、こんな大人になりたいと思える人だった。 プロでは堅実な守備とここ一番で任せられる走塁技術から、代走や守備固めとしての出番が多かった小田さん。これからは育成コーチとして、その技術を後輩たちに伝えていってほしい。 次は安達了一さん。 安達さんは僕の入団当初から、レギュラーで球団の顔として活躍されていた。そのため、最初はなかなか話す機会がなかったが、調整で2軍の試合に出たときに、僕が投げている後ろを守ってくださり、ピンチになると声もかけていただいた。そして、なんといっても球界随一の守備力は投げていて本当に安心感があった。 また、難病を負い制限がかかるなか、チームのために尽くしてきた裏側も見ていたので、引退した今「本当にお疲れ様でした」と伝えたい。安達さんも引退後、来季から1軍内野守備・走塁コーチとしてチームに従事されるということで、長年チームを支えてきた名手の技術や考え方をオリックスに広めてもらいたい。