反町技術委員長が語る1年延期東京五輪・森保監督の兼任是非「現時点で何とも言えない」「築きあげてきたものは間違っていない」
「私もそうでしたけど、結果でいろいろ言われるのは代表監督です。ある意味でしょうがない部分もありますけど、森保監督はぶれずにやっていることがわかる。私自身、どのチームにいても常に日本サッカーの成長と発展を考えてやってきたつもりです。この話を受けたのもそれがベースにありますし、何かしらの手伝いができればと思った次第です」 JFAの田嶋幸三会長(62)から技術委員長就任を要請されたのは、新型コロナウイルス禍が深刻化する前の2月、今シーズンのJリーグが開幕する直前だった。熟慮した末に年代別を含めたすべての代表チームの強化方針を決め、代表監督の選定や評価などを行う組織のトップを担う決意を固めた。 3月29日のJFA評議員会で正式承認されたものの、自宅待機を余儀なくされるなかで技術委員会のメンバーとも、そして森保監督ともウェブ会議や電話でしかコンタクトが取れていない。それでもフル代表と五輪代表の強化に特化する、前技術委員長の関塚隆ナショナルチームダイレクター(59)と緊密な連携を取るなかで、日本サッカー界を進化させるための青写真は日に日に鮮明になっていく。 (文責・藤江直人/スポーツライター)