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自然に身を任せ… ガン経験者を癒やす“命の森” 自身の経験もとに支え合いの輪広げる 【新潟】

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NST新潟総合テレビ

ガンで余命宣告を受けた経験を持つ長岡市の女性が、私有地の森を開放して始めた取り組みを取材しました。 病気と闘う子どもと家族を笑顔に

まるで命を宿しているかのような焼き物の動物たち。土と向き合う造形の世界に生きるのは、長岡市出身・陶彫作家の松原エマさんです。 松原さん:「忘れられない作品を作れたらいいなと思っている」

ガンで姉を亡くし

日展で3回連続入選など、芸術性を高く評価されている松原さん。その原動力になっているのが、長岡市宮本堀之内町にある母親から受け継いだ“森”です。 松原さん:「母が生まれ育ったというのと、姉はここで生まれたので、その魂(母と姉)がいてくれるような…」

松原さんの姉は2007年に乳ガンで亡くなりました。そして、松原さん自身も。 松原さん:「卵巣ガンも見つかって、膵臓ガンと合わせてダブルキャンサーということになって」

松原さんもガン闘病の経験

松原さん:「来年は桜が見られないのかなと。でも、ここで私が死んでも何百年も作品は残るので」 2011年に膵臓ガンと卵巣ガンが見つかり、余命宣告を受けた松原さん。周囲にガンを秘密にしたまま、決まっていた個展へ集中したといいます。 松原さん:「何も考えずにひたすら作って、土に助けられた」

2度の手術と抗がん剤治療に耐え抜き、今は定期検査のみとなるまで回復しました。そんな松原さんが7年前から地道に続けていることがあります。

母親から受け継いだ森で

松原さん:「2013年の抗がん剤治療が終わったあたりから、ひたすら(雑草を)刈っている」 母親の生家があった6000坪の森を受け継いだ松原さん。7年前までは雑草だらけでしたが、手作業で散策できるまでに整備したのです。

松原さん:「ひたすら草刈りをしていったら、すごく居心地のいい場所ができた」 松原さんは、この森に“仲間”という意味を持つ“ピア”から《ピアの森》と名付けました。

ピアの森には、新しく建てた小さな茶の間があります。 松原さん:「がん患者さんとか『寂しい』という人が寄って、ゆっくりお茶飲みをする場所になったらいいなと思って」 松原さんは、ガン経験者や支える人を「ピアの森でサポートできたら」と考えました。

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