國學院大・前田康弘監督「描いているプランは復路勝負」 史上最強チームで初優勝へ/箱根駅伝
第101回箱根駅伝(2025年1月2日、3日)の記者会見が都内で行われた。 同日にチームエントリー16名も発表され、史上6校目となる学生駅伝3冠に王手をかけている國學院大の前田康弘監督は「しっかり調整を進めていきたいです」と語った。 國學院大のエントリー選手名鑑をチェック! 出雲駅伝、全日本大学駅伝で優勝を飾ったメンバーが順当にエントリー。エースの平林清澄(4年)を筆頭に、全日本MVPの山本歩夢(同)、オランダ・ナイメーヘン15kmロードレースで4位に入った青木瑠郁(3年)がメンバー入り。ロードに強い高山豪起(3年)や、勝負強い上原琉翔(同)も登録された。 出雲、全日本で見せ場を作った野中恒亨(2年)や、成長著しい飯國新太らルーキーもが登録された。「平林を中心にまとまりのある、國學院史上最強のチームだと思っています」。前田康弘監督も自信を示すように、選手層に厚みがある。 箱根駅伝では往路優勝を果たしたチームが、そのまま逃げ切る展開が続いている。一方で、國學院大は出雲、全日本とも中盤で追い上げてアンカー勝負を制していることもあり、「描いているレースプランは復路勝負に持って行くこと」と指揮官。「つなぎ区間で勝負を掛けられる人材がそろっているので、私としても楽しみです」と話す。 往路についても「どの大学も素晴らしい選手が来ますが、私どもも戦える選手がいますから」。前回は5区、6区とも区間ふたケタだった課題の“山”も「目処が立っています」と強調する。「歴史を変える挑戦」の最終章へ、初の頂点に向けて臨戦態勢は整ってきている。 箱根駅伝は1月2日に往路、3日に復路がいずれも午前8時スタートで行われる。
月陸編集部